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生きる世界と冒険譚  作者: 山田浩輔
リライプル編
4/78

戦闘

[ネイチャーゴブリン]

知能が低く木から作り出した棍棒など粗雑な武器を扱う、ミソッド人の子供ほどの体格である


「宿代っていくら必要だっけ?」

「二人で大体一泊するのに一番安いところで銀貨10枚だな」

 ヒューズは掲示板に指を指しながら言う。

 

 掲示板に向かい依頼を見る

 ゴブリン討伐やスライムの討伐、薬草採取などさまざまな依頼が入り混じる


「とりあえず...これでいいか...」

 ゴブリン5体討伐、銅貨13枚の依頼書を手に取り受付嬢に渡す

「この依頼書を受けたいんですけど」

「ネイチャーゴブリン討伐ですね、承りました、依頼を受理します、期限は7日です」

 受付嬢がウィリアムに依頼書を渡す

 ウィリアムは駆け足でヒューズの元に向かう


「ウィリアムにしてはまともな依頼を選んだな、個人依頼を持ってきたらどうしようかと思っていたぞ」

 ヒューズは若干安心した顔で言う

「ネイチャーゴブリンか...ウェポンゴブリンよりはマシか...」


 そうしてウィリアムとヒューズは森へと向かう

「とりあえず剣はそこまで刃こぼれしてないし大丈夫かな?」

 ウィリアムは剣の頭身を見ながら言う

「今頃確認かよ...せめて森に入る前に言え、とりあえず人はいなさそうだし包帯は外す、どこにいるか確認するから武器は構えとけ」

 ヒューズは包帯を外しゴブリンの場所を音で確認する

「近くにゴブリンが4体、それと...人が一人いる...」


 ヒューズは包帯を巻き直すと茂みを通りゆっくりとその方向に四つん這いで向かう。

 その場所に着くと既にネイチャーゴブリンが1匹黒焦げになっていた。

 ロングのボサボサの漆黒の髪、ボロボロの服に足の鎖は奴隷だと言うことがすぐにわかった。

 自分達とあまり歳は変わらないだろう、武器などは持っていないがおそらく彼はレイド人であろう


 粗雑な棍棒を振りかぶり少年を殺そうとする

 ウィリアムがナイフをゴブリンに向かって投げるとゴブリンの右脇腹に命中しこちらを向く


 裏からヒューズが飛び出し、少年を抱えるとすぐに離れる

 離れたことを確認すると盾を構える

 ここで倒す必要はない、今やることはヒューズが戦いに参加するまでの時間稼ぎである。


  ゴブリンが棍棒を振りかぶると盾を斜めに構え右に移動しながら受け流す。

 攻撃をしたら隙ができるため攻撃はしない。

 ゴブリンは三体、二体は棍棒、一体は槍を持っている

 ここで警戒しないといけないのは槍、槍を避けて奪う事さえできればリーチでこちらが有利になる。

 棍棒の攻撃を盾でまともに受ければ盾が潰れる可能性がある

 牽制のため横薙ぎをして軽く距離を取る、連携をとるほどの知能はないがタイミングが重なる可能性はある、距離を取ればリーチの違いでタイミングをずらしやすくできる、槍さえ止めればどうにかなる


 槍を持ったゴブリンが走ってこちらに向かい槍を突き出す。

 左手に剣を持ち盾を右脇に盾を出し受け流すと手ぶらの右手で槍を掴むと剣で槍を真っ二つにする。


 槍を持ち替え腹から胸に向かうように槍を持っていたゴブリンに突き刺す、刺した時の骨に当たる感触に気持ち悪さを感じる、血が垂れてくるが血に対する嫌悪感で手を離そうとするとその瞬間にナイフを刺されたゴブリンがウィリアムの右肩を狙う。

 「しまった!」

 鈍い音が鳴り響くがウィリアムには当たらなかった。

「あぶねえな!」

ヒューズが剣の柄頭で棍棒を叩いて落としていた。


「ごめん! 助かった!」


 剣を右手に持ち戦う体制に入る。

 人数は同じ、相手に手負いをいてこちらの方が有利な状況だ。

[レイド人]

西南大陸サライセンダー発祥の亜人

獣人と同じ祖先から派生した種族である

体内に発電器官、帯電器官を持ち髪は電熱線のようにすることや放電をすることができる

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