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最北の地より愛を込めて  作者: pai-poi
関東地方
14/55

東京 『深川丼』

『〆痔』改め『羊歯猫』様(※最近改名されました!)

より情報提供いただきました!


「旨ぇの旨くねぇの、あったもんじゃねぇ!」

(*'▽')!

東京、いわゆる首都

江戸時代以降、日本の中心地である


一時期、東京に住んでいたのだが、流石は首都

食文化に限らず、日本全国の全てが集まり、そして日本全国へと新たな流行りを発信していく


そういった常に新しい情報の発着信の側面はもちろんあるのだが、僕が住んでいたころに一番感じたのは「新旧混濁」だった

時代の最先端がある一方で、一歩路地裏へ入れば驚くほどの古風が残っている

あぁ、

これが風流、「粋」というやつだろうか

僕が東京に魅せられたのは、そういった粋な古風だった



当時、よくお世話になっていた「江戸っ子婆様」


出会い頭に

「飯食いに行くから付き合いな!」(。-`ω-)ノ

「いやいや、持ち合わせが……」(;'∀')

「カッ! 誘ってんだから金のことなんざ心配すんじゃないよ!」('Д')!

と、サッサと先を歩く

結果、よくご馳走になったもんである

今考えると「和風ツンデレ」と言えなくもない笑


義理・人情

そこには打算も見返りも無い

ただ一方的に、相手への想いだけを押し付ける

「俺がお前にしてやりたいからするんだよ!」

それが江戸っ子、「粋」というやつなのではないかと、僕は解釈し憧れている

(*´Д`)ノ



そんな中、東京で食べた郷土料理的なものでのダントツの一番は

「もんじゃ焼き」!!


チープかつごちゃまぜ感の驚きもさることながら、

焼き上がる前に無理やりヘラで押し焼いて、焦げたところを食べるというwww

「気が短い」&「強引・豪快」な食しかた!

(と、いいつつダラダラ食べる)


本当は今回「もんじゃ焼き」を推したかった!!

がしかし!

確かに材料の入手難易度が割と低いし、調理法も難しくない!

でもあれは、やっぱり下町で食べないと意味がない!

みんなでわちゃわちゃしながら食べないと意味がない(≧▽≦)ノ




んなわけで、今回のオーダーは!

江戸庶民の歴史的背景を持ちながらも、現在は上品に昇華した一品!



『深川丼』



今回は今現在、主流となっている炊き込みご飯の「深川めし」ではなく、原点のぶっかけで挑戦だ!!



作り方(※今回は個人的主観に基づいて作ってます):

1、ご飯は炊いておきましょう

2、下ごしらえ(殻付きアサリの場合)

 まず塩水で砂抜きします

 ここで数分後に「((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル」と、アサリが伸び伸び「何かしら」を出したら鮮度がいいですね しばらくほっときましょう

頑なに殻を閉ざしていたら残念、引きこもりではなく、すでに死んでいます

ガシガシ洗って次へと進みましょう

3、鍋に水を沸騰させ(※水の量はアサリが浸かる以上であればいい)

 無慈悲にもアサリをそこへぶち込みます 容赦なく

パカッと殻を開けたら取り出し、殻と身を分けます

4、出汁を取るために、先ほどのゆで汁で再度、殻だけを煮ます

 蓋をせずに煮て、丁寧に灰汁を取ることで旨味だけ残ります

煮るのに飽きたら殻を除きます ここで灰汁抜きも兼ねて濾してもいいかもしれません

5、スープ作り

 和風だしをちょいと足して旨味に深みを入れ、

味噌:醤油:みりん(または酒)を3:2:1ぐらいの割合で味を整えます

好みですので、醤油無しでもいいです(※味噌は赤味噌の方が本格的になります)

ご飯にかけるので、味は普段のお味噌汁より濃い目がいいですね

おろしか刻み生姜を適量入れ、臭みを抑えます(分量は好みで変えてください)

なお、風味が飛ぶので味噌を入れた以降は沸騰させないように気を付けましょう

6、仕上げ

 長ネギ、アサリを入れてサッと火を通します(※煮過ぎない)

茶碗に盛ったご飯にかけ、刻みのりなどで飾り付けしたら出来上がりです!

※油揚げや大根、人参などを入れるレシピもあります

 そこらへんはお好みで!!



挿絵(By みてみん)

※刻みのりの代わりに、セリや三つ葉で飾ったら料亭レベル!



旨ぇ( ;∀;)!

〆で出てきたら泣くな! てやんでぇい!



ぶっちゃけ、ルーツとしては

「貝の味噌汁をご飯にぶっかけて食す( ゜Д゜)!」

ババっとかけて、ササッと食して、去る!!

なんと江戸っ子な!!


そんな中にもアサリの旨味が生きてる「庶民的」でありつつ旨い一品!


嗚呼、粋ですよ!!

(*´▽`*)ノ



江戸っ子ありがとう!!


羊歯猫さん! これ本気で美味いんですけど!!

ありがとう! ほんとありがとう!




※炊き込みの「深川めし」にする場合

 2~4の行程でスープを作り、それでご飯を炊けばできそうです

 塩分濃度は薄目、水加減は好みによりますが普通に炊くよりちょっと多め

 炊きあがったご飯にアサリを混ぜましょう(一緒に炊くと身が固くなるので)

 刻んだネギなどで飾れば、それはもうご馳走です笑


※「てやんでぇい!」「べらぼうめぃい!」「しゃらくせぇ!」

を日常会話に取り入れたい! けど使えない!

うん、これは江戸っ子限定だな笑

そんな異世界物があってもいいと思うけど、どう?

※ちなみに

「カッ! 俺はお前が生まれる前からこの仕事してんだよ( ゜Д゜)!」

ていう、江戸っ子爺様が当時の僕の師匠でした笑

いつかこのセリフを吐けるように、粋な人生を歩みたいです笑笑

いよいよ関東制覇まであと2県!

埼玉は夏だし「○っ○○」でいこうかな?

群馬は禁断の「○〇の○〇焼き」で確定!


最大派閥! 9県もある中部地方

新潟、長野、山梨、静岡、愛知、岐阜、富山、石川、福井

の情報を求めております!


旨いもの食べたい(≧▽≦)ノ



「作る、食べる、感謝・感動する」



それが食のフロンティア・スピリッツ!!

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― 新着の感想 ―
[一言] 江戸っ子婆様ドチャクソ萌える( ˘ω˘ ) 深川丼美味しそう!!! こんな時間なのにお腹空いてきた( ˘ω˘ ) >「カッ! 俺はお前が生まれる前からこの仕事してんだよ( ゜Д゜)!」 …
[良い点] 美味しそうな深川丼もさることながら、やはり冒頭の江戸っ子婆様が持っていきますねぇ。 粋ですね、スタイリッシュですね。 人生において一度はこういった方にお会いしてみたいものです。 それにし…
[一言] お、美味しそうですね。 アサリさえあれば作れそうですね。ふむふむ。
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