暗殺部隊
何だかんだ言って書いてはいるんですけどね()
何だかんだ…神田⁉︎
何でもないです
ギルドのメンバーが旅立ち、先程まで見えていた活気は全く無くなってしまった。
活気は無くなった。
しかしそこに『活』は無いが『生』は確かに存在している。
否
生と呼ぶ程にすらその存在は感じ取れないのかもしれない。
だがそこに存在していることだけは言える。
ただ存在している事は理解できるが認識できないのである。
その圧倒的矛盾から生み出される正に矛盾たる存在は闇に紛れながらも紛れもなく蠢いていた。
全てはただ一人の主人の悲願の為に。
「こちら壱、ギルドの本格参戦はほぼ確実の模様です」
「お前何してんだ?」
そしてそのためには
「…計画変更。早期の目標達成が予測されます」
この女がいる。
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彼女は決して自然な存在ではなかった。
恐らく現象としてこれほど世界の目標に沿っていない存在はいないだろう。
人工物でしかない彼女は倫理と自然を越えた大罪の産物であった。
だがしかしそれと同時に彼女ほど物としての役割を果たす存在もそう存在しないだろう。
彼女こそはただ一つの壮大な計画の為だけに生み出され
その存在は本質が先立っていながらも、自らの意思によってまるで存在が先立っているようでもある。
実のところそれらは全て錯覚にしか過ぎないのかもしれない。
だが、それらの全てすらも錯覚に過ぎないのかもしれない。
そんな輪廻を抱えながらも彼女という存在は確かに現存在としての意味を確立している。
彼女は単一の存在によって単一の目的の為にこの世界に投げ入れられた。
彼女の存在する理由はただ一つ
彼女自身の死亡
そして…
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「確かこの辺だったな…」
劉 神鸞はこの戦いの最終目標がスカリアの地を手に入れる事だという事実を得ると、誰にいうこともなく、一度単独行動を取ることにした。
理由は当初の目標を達成する為。
一歩、二歩、三歩と歩調と共に呼吸を合わせる。
全ては目の前に存在するたった一人の為に。
「…殺意一つ消せない無能がオレを殺せると思ってるのかにゃーん?」
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劉 親鸞は『この世界の生まれではない』
戦いの中で彼は漠然と自身の人生を振り返っていた。
最初に脳裏に浮かぶのは自身が生まれた『培養器』
計画のNo.2として『使用』され続けた毎日をただ思い返していた。
戦いと呼ぶにはあまりにも防戦一方すぎる展開の中、劉自身でももう気付いていた。
これは走馬灯なのだと
自分はもう無事では変えることができないのだろうと悟っていた。
この世界を牛耳るこの『悪魔』の手によって自らが断たれるのであろうという直感。
全て予想可。
それでいて全て不可避。
「絶…暴……」
その一撃が今
「力」
繰り出される。
話が常に異常な飛び方を形成している本作品ですが、この話に関しては前二部と後ろ二部が単一の歴史の中に位置する物語だと捉えてもらって大丈夫です。
勿論互いの歴史的位置付けは異なりますけど、そこに関しても前二部は1が現在、2が通史(出来る限りでの分かりやすい表現を用いるのであれば『現在完了的?』)、後ろ二部はそのままの時間の流れです。




