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探求者

おハロー

私が二日連続投稿するなんて…明日は最高気温更新かな?

と言うわけでどうぞ

(このままじゃキリがねぇな…確かにこの『遺産』と名乗る謎の男の解明も急ぎたいが今は……)


マドゥは遺産との戦いを続けていた。

それは時間にすれば僅か数分に過ぎない。

しかし、マドゥはその時間すらも無駄にする事は出来なかった。

故に。


「今日は引いてやるよ。 テメェが強いならまた会える筈だ」

「我々遺産は主の為に……」


マドゥのコートの内側から落ちたのは無数の煙幕。

一瞬にして視界が塗り潰される。

いや、このレベルの実力者にもなると一瞬『だけ』に過ぎないが、それでも退散するには十分な時間である。


「……」


事実、マドゥはコンマ数秒もかからずに遺産(かれ)の可視範囲から居なくなっていた。だが、その瞬間に遺産(かれ)の体には痛みが走っていた。

つまり。


「貴方が噂に聞いた『遺産の一部』と言う者でしょうか?」

「我々遺産は人間が及ぶ範囲ではありません」

「何言ってるのかは全く分かりませんが…私の好奇心の糧になってもらいますよ」


新たな人間の登場。

彼は幼い頃からただ一心に真実を追い求めていた者であった。


「…おおっと、自己紹介が遅れました。 私『別の世界では』弁護士やら殺し屋やら色んな事をさせていただいております『ナルセ』と申します。 以後お見知り置きを……」


男は目にも留まらぬ速さで手にした刀を構え、恐れることもなく遺産と対峙した。

遺産も又迎え撃つ。

この戦場に休息の場など無い。


_________________________________________


「生命の樹の実ってのはどうすれば手に入るんだァ? 教えてくれよ」

「死んでくれたら教えてあげ…!」


その時。

世界(時間)はある男に蝕まれる。


「すまないがこの細胞(おんな)は我々が預かる」

(今…何しやがった?)


黒いフードを深く被ったその男は『同時に複数箇所に銃撃を行い』女を肉片にし、それを網のような物で捕獲していた。

しかし恐れるべきは女の方である。

彼女は五体を見事に撃ち抜かれ、足や腕はもう充分に動かない。

それどころか、肉が削がれて動かすことも苦痛になる筈だ。

が、それを『殺意』だけで乗り切り、二人ともに牙を剥いている。


「殺す…絶対殺す……‼︎」

「オレ様の事はシカトかよ。 人類の最終兵器とも言われるアイザックのNo.3だぞ?」

「血気盛んだ…あとは二人で頼むぞ」


それだけ言うと、フードを被った男はポケットから毒々しい紫色の弾丸を取り出すと、銃に込めて空中に撃つ。

すると、空中がガラスのように割れ、中から現世と同じような景色が見える。

フードの男がそこに入ると、空中はまるで最初から何もなかったかのように元の姿に戻っていた。

ただそこには、空を見上げるアイザック・トリガーと女がいるだけである。


「なんかオレ様もやる気なくなったし帰るわ。 今度会った時は確実に殺すからそん時は楽しませてくれよ?」

「……チッ」


流石の彼女も四肢がもげそうな状態でこの男と戦っても負けるだけだと言う事は分かる。

溢れ出る殺意を必死に抑えながら彼女は何処かへと去って行った。

二人とも同じ『個体』ともう会う事はないだろうと半ば勘付いていながらも。


_________________________________________


「…お疲れ様です。 カネヒラさん」


ナルセはとある事務所の中でフードを深く被った男『カネヒラ』と合流していた。

部屋の中にあるのは二つのカプセル。

その中には人が入っている。

一つはナルセが捕まえた『遺産』

もう一つはカネヒラが持って来る途中で回復しかけ、肉片から右腕へと成長を遂げたモノ。


「全く……『アレ』はとんでもない生物だ。 殺す方法が存在しているのかすら分からない」

「お手数をおかけして申し訳ありません……」

「いや、構わん。 どうせお前の言う『真実』を追求するならいつかは戦わなくてはいけない相手になる可能性があるのだろう? 今のうちに相手の実力を知って対抗できるようになるのは必要な事だ」

「そこまで確率は高くないと思いますが……」

「可能性は全て考えろ。 もしもが全て現実になる事はまず無いが、それと同時に全て幻想になる事だってまず無い」


カネヒラは、銃の手入れをしながら語る。


「承知しました。 とりあえずは…彼女の解析からですね……」


二人は、静かにカプセルの中を見つめた。


_________________________________________


「始まったようだな……」


一人の男がいた。


「わしの出番はまだ当分来んからどうすればええか分からんが……」



「ま、傍観者(ドラマツルギー )みたいに試合観戦者(ウォッチャー)ってのも面白そうだな」


『罪』の面影を感じるその男は、それだけ言うと。


「『鋳造・鉄の翼…《Like the wind》』」


天高く羽ばたいた。

セガのゲームは宇宙イチィィィィ!

と言うわけで人類一の罪人さん登場ですね

この人もまた最近私の頭に浮かんで序盤にぶちとばすることにした人です()

多分言動から見るにどっかの戦線で魔人オルタさんが出てきた頃でしょうか

まぁこの話で一番注目すべきと言うか、強いて言うならレベルで後の話にはなりますが、直近で活躍するのはおそらくナルセさんですね

具体的に言えば10年後くらいかな?

ちなみにナルセさんのモチーフは確かダーウィンズゲーム のカネヒラさん、カネヒラさんのモチーフはダブルフォールトという小説に出てくるナルセさんという方だったと思います()

この二人は3、4年前から構想に入っていたのであんまりよく覚えてないんですけど

んで、カネヒラさんの毒々しい銃弾の元ネタはバキシムですかね。超獣の。

この際だから言いますけど、マドゥのモチーフはドクトル.マドゥというレスキューフォースのキャラクターですし、この小説パクリ要素しかないんで今のうちに見るのやめたほうがいいっすよ()

これからは元ネタっぽいのが出てて尚且つ私が覚えてれば可能な限り紹介したいと思います

ほとんど本文と同じレベルの長さになるかも知れませんけど。というか50%なりますけど

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