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「じ...ろ...次郎!起きろ!」
...ん?この声は
「おっ!起きたか」
「ここは?」
周りに騎士らしき人がいるな、流れ的に転移か?しかしなぜ寝てしまった?
「おーい意識しているかー次郎さん」
「ああ、聞いているよ周りにいる奴らがきになっただけだ、信広よっす」
「おはようさん、次郎よく寝たか?」
「あほか、気分が最悪だよ。んでなんだこの状況」
ああ、なんだよこの状況騎士みたいな人はギラギラしているしほかの生徒は唖然した顔しているし
「ああ、姫様が一に惚れてしまってな魔王を討伐する前の褒美として姫と結婚するってよ」
あーそれで怒っているのか
「お前納得した顔しているけど、いいのかあのままで?」
「ああいいんじゃない?」
一がなんとかなるからいいだろ
「そーか?」
「一ことだからと納得しておけ、信広ここは異世界転移か?」
「ああ、異世界転移だよ。俺たちが眠された理由は魔力酔いらしい」
「はあ?ほかの理由はないのかよ。例えば…ないか」
睡眠弾だったら煙が出てくるし、食べ物はコンビニから買ってきたしな
っと俺たちが雑談していると
「姫様戯れしすぎませんか!?平民にしかも実力もわからない男ですぞ!」
ひゅー太った人が叫び始めたぞ。あの手の考え方は貴族の人かな?
「財務卿、この人は未来の英雄です。今ここで逃せば後がないのです」
姫様は財務卿とやらに真っ直ぐな目で見ていた
「ひっ姫様…」
「下がりなさい、近衛兵の皆様も下がってください」
「ですが姫様私はともかく近衛兵を下がるのは危険です。せめて近衛隊長グランだけを往かせてください」
まあ、そりゃ近衛兵を下げるのはまずいよな、俺が起きてからずっと黙っている国王や姫様に何かあれば一大事だもんな
「…わかりました、いいでしょう。グラン貴方だけここにいなさい」
ごつくてでかい人が膝向いて
「はっ」
声渋っ、見た目も渋いし30代から40代ぐらいか?
「皆様突然驚きさせすみません。一様どうですか先ほどの提案受けてくれますか」
さて一はどのように返答するかなw
「わかりました、その代わり戦いたくない人の安全や食事、住む場所。戦う人には装備など充実してください」
「ふふふ、やさしいのですね。そのぐらいの準備していますので安心してください」
ほう、俺たちが召喚する前に予め用意していたのか
「ただ人数が人数なので装備は揃うのに時間が掛かりますが」
さすがにこの人数は用されていなかったか
「次郎これから俺たちどうなるんだろうな、お前戦うの?」
「当たりまえだろ、この世界のためではなく俺の好奇心で行く感じかな?まあ半年ぐらいこの国の世話になるけどな。お前も来るか?」
「ハハハ、当たり前だろ。友達がお前しかいないからな」
「何サラッと悲しいこと言っているんや。これからの話するぞ」
「おう!」
まったく悲しいこと言うなよ俺も友達あんまりいないのに
ザワザワ
ん?姫様が何か箱みたいなものを二つ持ってきたな
「皆様お待ちいただきありがとうございます、これから皆様のステータスがわかる物を持ってきました。これは『オールアイ』といいます。スキルやか加護などがわかるので皆様でお確かめください。中身は言う必要はありません、ただ職業は教えてください」
『オールアイ』ね…HPやMPは見れないのか?オールと言いながらそれしかできないのか、ただHPやMPは存在していないだけかな?
「姫様ありがとう、じゃあ試しに俺から始めよう。」
ヒュー、いいね。一は一らしく最初に行ったか。
「信広、俺たちは中盤らへんでいくぞ。最後は目立つ」
「はいよ、職業は何になるのかな?楽しみだ、もしかして俺が勇者だったりして」
「ハハハ、いやでも後から知れるから今のうちに夢見とけw」
「おいおい馬鹿にするなよ、お前だってなれるかもしれないのだぞ」
「はいはい、ソウカモシレマセンネ。あっそろそろ俺たちの出番だぞ」
「おっ来ましたかさてさて何が出てくるのかな?」
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名前:双葉次郎
職業:騎士
スキル:剣術(1)、盾術(1)、戦術眼(1)、指揮力(1)、金剛(1)、集中(1)
固有スキル:不屈の精神
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ほー、中々いいスキル持っているな固有スキルの不屈の精神か…スキルも人の上に立つスキルもあるから将来的に自分の部隊持って挑む的な?
信広の職業を聞いてみるか
「信広、俺職業が騎士みたいだ。お前は?」
「…うん?俺か?うふふ、武士だって!うひょーテンションアゲアゲ」
こいついきなり叫びやがった!
「お、落ち着け!人がいるのだぞ!」
「あああ、ごめんごめん。あっちの隅っこで話そうぜ」
俺たちは部屋の隅っこでいき、誰も聞こえないように話した
「バカ野郎、いきなり叫ぶなや。もう、お前の職業バレていると思うぞ」
「むむむ、テンション上げすぎて声が出てしまった。職業がバレてスキルがバレなきゃ大丈夫だと思う」
「そうか?武士ってことは武士道みたいなスキルがあるだろ?」
「…」
おい、黙るなや。武士道みたいなスキルあるのか
「まあまあ、俺のスキルはいいんだよ。お前の職業何?」
おっと、話を変えやがった
「俺か?多分ねここの世界の一般職業だと思うわ。騎士だよ」
「へー、でもスキルで便利なやつがあるやろ?」
「いや、そこまでそこまで多くないんだよ。」
「…そっかー、じゃあ俺のステータス教えるからお前のスキル教えてや」
「いいぞ、先に俺から教えるわ」
そして俺は信広に教えた
「…ふむ、確かに多くないけど有効なスキルがあるからお前の成長次第だな」
俺は頷きながら
「俺も思うわ。しかし多くなくて逆に助かるかもな」
そう、最初から多いと何から上げればいいのか迷うしな。剣術と盾術を中心的に育てないと
「おい、信広のステータス教えろ」
「オケオケ、教えますよ」
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名前:岩垣信広
職業:武士
スキル:刀術(1)、俊敏(1)、居合術(1)、空間認知力(1)、弓術(1)、命中(1)、槍術(1)、騎乗術(1)、威圧(1)、腕力強化(1)、身体強化(1)、危機察知力(1)
固有スキル:一騎当千、威風堂々、武士道
加護:戦神の加護
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多いな、しかも俺にはない加護まであるし。
「信広、お前多くないか?武士故に多いのか?」
「わからん、逆にお前が少なすぎて俺が普通の可能性もあるぞ」
「なるほど、ほかの人のステータスを見ないとわかんな。しかし他の人のステータスを見ると俺らのステータスも見せないといけないからな」
っと俺と信広がコソコソ話していると
「双葉次郎、ちょっといい?」
ん?この声は
「黒神麗華か、どうした?」
黒神麗華、性格が気が強いツンデレで隣のクラス。基本一人で行動している人、たまに俺に話してくる人である
「聞きたいとこがあるんだけどいいかしら」
「ステータスのことか?なら言わないほうがいいと思うよ。場合によってはここの人に刺される可能性もあるからな」
「何があって刺されるのよ、質問するわね。職業で『死霊使い』と書かれているけどなんなのこれ」
うわー異世界では嫌われそうな職業だな
「まじか、それ当たるとはな。多分『死霊使い』は霊的、死者など使って相手を倒すことだと思う」
「???」
あー想像できてないな
「まあ、あんまり公開しないほうがいい職だね。それを公開をするには相当な覚悟は必要」
「そう、わかったわ。貴方の言う通りにするわ」
「うん、いずれわかるからね。なんか困ったら俺に言ってくれ信広と対策を考えておくから」
「わかったわ、双葉次郎貴方の職業なに?」
スラっと聞きに来やがった、俺はあんまり言いたくないけど言わないと後が怖いからな
「あー?聞きたいのか?ただの騎士だよ」
「…騎士ね、じゃあ誰のナイト様になるの?」
ナイト様?俺主人様持たないといかないのか?だっる
「さあ?」
「さあ?って貴方ね…」
そして黒神はゴニョゴニョして何か言った
「 」
「えっ?黒神何言ったのか?はっきり言ってくれ」
「…うるさい、何でもないわ。私綾乃のとこ戻ってくるわ」
「おっおう???」
なんだなんだ?いきなり不機嫌になったな?