世界観の違いから
作者は自己満足によってこの小説を書いています。
なお、共同執筆してくれた先輩、アイディア提供をしてくれた友人、ありがとうございます。
ということで今からキャラクターメイクを始めようと思う。
正直このゲームについては良く知らないが、そのほうが楽しいだろう。
顔、体つきは現実が反映されるらしいから、メイキング出来ない。
~汝、名を答えよ~
おお、なんか声が聞こえてきた。
声に出せばいいのかな?
「字、アザナだ。」
すると次は、
~汝、どの姿を望むか?~
姿・・・種族らしいな。
目の前に色々な種族の人(?)たちが出てきた。
人間に始まり妖精、小鬼大鬼、天使人魚、そして吸血鬼。
俺は迷わず天使に手を出した。
するとその天使が急に動き出し俺の手を取り、
「これから案内をします。よろしく、お願いしますね!」
これは多分、今から選んでいく事の説明をしてくれるということらしい。
~汝、神を信じ、崇め奉るか?~
「あなたは神を信じますか?」
先ほどの天使がそう尋ねてきた。
「まぁ、信じる・・・よ?」
中途半端な返しだが、まぁいいだろう。
「あなたの言う神は、天界の神ですか?魔界の神ですか?」
おっと、俄然やる気が湧いてまいりました!!
俺は
「魔界だ!」
と言い切った。
後から聞くと、天界、魔界、中立の3勢力があるらしい。自分の世界を守りつつモンスターを狩り、時には戦争のイベントがあるということだ。中立は縛られない、自由な立場なので生産職に人気らしい。
~汝、何を用いて戦うか?~
まぁ、武器だろうな。
天使は
「なんでもよろしいです。それこそ、剣、槍、斧などや戦いには向かない紐、玉、岩でもなんでも・・・」
などと一人で言っている。
なんでも・・・か。
「鎌・・・とかいけるか?」
~これで最後である、汝、個性を重んじ、他を害さない事を誓うか?~
これは・・・ゲーム名であるIndividuality、個性って事だろうな。
「おー、もちろん!」
~それでは汝に力を与えよう~
【固有スキル 超跳躍を手に入れた】
これは・・・なるほど。そういうゲームか。
などと思っていると、急に世界が眩み、俺は闇に落ちていった・・・・・・