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夢幻郷  作者: Luna
1/2

あらすじ

(やめて…殴らないで…)

そう思い、目を閉じた時だった。

「ここは…?」

ここはどこだろう。見たことない、自然豊かな場所。水の音がする。近くに川でも流れているのだろうか。そう思っていると、近くに人がいることがわかった。

「あ、おい?」

葵とは違う、男性か女性かもわからない中性的な人がそこにいた。

「優香?起きたのかい」

その言葉で、葵だと確信した。

「起きてるよ」

そう返事をするしかなかった。だって、全く知らない場所だったから。それを汲み取ったかのごとく、葵が言った。

「おそらくここは夢幻郷。優香も知っているだろう。選ばれ者だけがいける特別な空間。ここが夢幻郷だとしたら、能力が使えるはずだ。ごちゃごちゃ考えてても仕方がない。とりあえず、誰か探そうか。」

「わかったよ…」

あまりにも詳しい知識に驚きながらそう返事をし、私たち2人はこの夢幻郷?を歩いて行った…

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