Vtuberになることを決めた。
突然、操が言った。
「翔也氏、案外イケボだからVtuberになってみたらどうだいww」
「いや、冗談でしょ?」
すると、智司も言った。
「普通に、翔也イケボだよ」
まじで?
自分でも気づかなかったが、実はイケボらしい。
「それにさ、Vtuberになったらモテるかもよw
推しと付き合えるかもw」
俺もVtuberを推している。
だからこそ、勧めてきたんだろう。
でも、俺はコミュ障だから活躍できない気がする。
第一、本当はイケボじゃないかもしれないし。
「俺からいえることは、何事もチャレンジだよ。
面白そうだからこっそりFXやってみたり、プログラマーやってみたら、稼げ
たし。」
確かに、智司が言うと説得力がある。
それに、俺もいつまでもコミュ障は嫌だ。
それもあって、幼馴染達から見放されただろうし。
「俺、Vtuberになるわ。」
その日、俺はそう決心した。
まず必要なのは、パソコンとウェブカメラ。
幸い、パソコンは高スペックのデスクトップ型があるのでそれを使う。
次に、ウェブカメラは古いのしかなかったので智司の使わなくなったものをもらった。
あとは、、「アバター」だな。
俺は絵を描けないし、智司もそうだった気がする。
そういえば、操って描けるのかな?
「我は描けるでござるw
ちなみに、フォロワーは2万人居るw」
マジで初耳だった。
ちなみに見せてもらったが、クオリティが半端なかった。
「翔也氏の願いなら、無料で引き受けるでござるw
でも、絵しか描けないからそれを対応させるためにだれか雇うほうがいい
とおもうでw」
そう言っていたので、絵を操に描いてもらい、その他の作業を有償で誰かに頼むことに決めた。
「で、翔也氏はどんなキャラ設定がいいかいw」
うーん、、、
そこは何も考えてなかった。
俺に合うキャラか、、、
「それなら、死神とかどう?
翔也氏、空想の生き物好きでしょ?」
確かにそうだ。
死神とか幽霊とかに興味がある。
何か魅力を感じるからね。
そんなわけで、俺のVtuberの設定が決まった。
"18歳の死神。人間界を学ぶため、冥界からやってきた。
だが、やってきたものの友達がいないため、友達を作るためにVtuberとして活動をすることを決めた。生粋のゲーマー。"
うん、ボッチなのはVtuberになっても変わらないんだ。。。
まぁ、そこそこいいと思う。
そして、操が簡単に俺のモデルの形だけ作った。
死神のパーカーを着て、背面に鎌、銀髪の超イケメンだった。
こんなのに俺がなっていいの?!
「翔也氏の声ならこれでいけるでw」
「もし収益化達成したら毎日上限投げるわ」
俺は、この二人の友人を持ってよかったと思い、そしてVtuberとして頑張っていこうと思った。
そんな中、幼馴染達は何かを企んでいた。