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管と共に去りぬ

作者: MANA

某国の生物兵器研究所。

表向きは「感染症研究所」だが、実態は上記の通り。


3年前の12月に、世界を騒がせることになった「事故」が。


最近は、トップクラスの研究者が失踪する事件が、立て続けに起きている。


もちろん報道されないので、知る人たちはごく少数。


失踪だが、支援者による組織がからんでいる。

当然のこととして、生物兵器開発を志向する組織が国外に存在し、形としては一種の頭脳流出。


そして、もう1つの深刻な問題は、失踪した研究者が、生物兵器を培養させた検体を持っていること。


主に試験管で、中身は一種の猛毒。

破損させないように厳重に梱包され、容易に見つからない対策が施されてはいる。


生物兵器は、別名「貧者の核兵器」。

この兵器と、開発できる専門家を欲している国は少なくない。


特に、内戦の終結が見通しない途上国は、財政難で核兵器の保有を断念し、セカンドチョイスとして、生物兵器、もっと具体的に言うと、感染症の病原体の保有、開発を続けている。


ハイテク兵器に比べると、ローテクなのは否めない。

ただし、ある程度の実効性は期待できる。


関連する施設内では、従来のウイルスより、感染力や致死率がかなり高い種が開発、培養されている。


これからの世界では、資源や食料、水などの枯渇や不足による紛争勃発が予測される。


一部の国では、従来の兵器(火砲等)と「特別な兵器」の併用を作戦化。


自国民への被害も承知の上で、物騒なことへの備えが進められている。




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