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第4章の1

瑛介が遺した石の鑑定結果が出た。

貴仁は彩川真琴の研究室に向かった。

研究室の中央にはプロジェクターが設置されており、その映像には回路図のような模様が鮮明に浮き出ていた。らせん状の回路も見える。X線画像のようだ。


貴仁は真琴に尋ねた。「これは一体どういうものなんですか?」


真琴は眉をひそめながら答えた。「正直、私もこんなものは見たことがありません。ただ、放射性炭素年代測定法の結果から言って、この石は1億年以上前のものであることがわかりました。」


貴仁は驚きのあまり言葉を失った。1億年前のものだとすれば、これは地球上に存在するはずのない技術だ。彼はさらに真琴に質問した。「これが何を意味しているんですか?」


真琴は深くため息をついた。「これだけでは何とも言えませんが、少なくともこの石は地球上のどの文明とも関係がない、非常に古い技術を示していると考えられます。もしかすると、地球外の技術かもしれません。」


貴仁はその可能性を考え、戦慄が走った。

もし瑛介が地球外の技術に関わっていたのだとしたら、それは彼が死ぬ理由になるのだろうか?

そして、その技術が何かしらの危険をはらんでいたとしたら、彼らも巻き込まれるのではないか?

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