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真っ直ぐな瞳 真っ赤な顔

作者: 秋葉竹


真っ直ぐに生きて

突っ立っているのは

神さまの目を

ちゃんとみられる私でありたかったから


あのひとに

教えられたから


生きているかぎり

けんめいに

生きてるわざに疲れ果て

骨はガラガラ鳴るだろう


白い雲の流れる形に

かるめの期待だけを

持って生きて来たんだと

なんの気なしに

空をみあげて

なにをさがすというのか


えんえんとつづくただの青い空の下




後悔しない真っ直ぐな瞳を

貫き通せることが

一番大事な

生きる意味なんだ




それは

ずいぶんとむかしに語った

ただのの歌詞のひとかけらだが


いまになって初めて

その

正しい意味を理解したりする

悲しいのは

それを受け入れてしまう

私の

いまの寂しさなんだろうか



開けっぴろげな宇宙観のなか

ひとりっきりで

迷わずに生きていかなくては


まるで

大宇宙を泳ぐ

シロナガス鯨みたいな

大きな無関心をこの身にまとって


生きていたい


生きていたいのは


ただ死にたくないから


だけじゃなくて



あゝ

笑顔の花火が暗い宇宙にあがるよ

おなかのなかにまで響く

この愛に轟きわたる

しあわせな音で


だよ




真っ直ぐに生きて

突っ立っているのは

神さまの目を

ちゃんとみられる私でありたかったから


真っ赤な顔をして

あなたの目をちゃんとみれたのは

好きって云う私じしんの気持ちを

きっと誇らしく想ったからなんだ







──────────────────────








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