第十四幕 朱雀大路
晴明と道満が妖10、妖11、妖12と戦いながら登場。
道満 「さっきから妖の数はなんなんだ。都の結界はちゃんと機能してんのかっていうくらい湧いてでてくるぞ!」
晴明 「何十年も前に張った結界だからな。綻びの10や20あっても不思議は……ない!」
道満 「そんなにあるのか?!」
晴明 「適当に言った!」
道満 「はっ。お前でも冗談を言うんだなっと!」
晴明 「まあな。本当なら私が結界を掛け直せれば良いのだが……な!」
妖10〜妖12が倒れる。
道満 「お前でも都を覆う大結界を張り直すのは無理なのか?」
晴明 「できなくはない……が、難しいな」
道満 「お前ができないなら、俺がやってやる」
晴明 「できるのか?」
道満 「お前より俺の方が優秀だと都中に知らしめるために、やる」
晴明 「……なんか、残念って言って悪かったな」
妖13、妖14が登場する。
道満 「雷舞・ナルカミ!」
妖13・14「ぐあああ!」
妖13、妖14が倒れる。
道満 「そうだ! もっと俺を褒めろ! 俺は、格好いい!」
晴明 「……やっぱりお前は残念だ。先に行くぞ」
晴明が捌ける。
道満 「ちょ! 待てよ!」
道満が晴明を追うように捌ける。