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助手が女の子を連れてきたんだけど、ほんと信じられない

作者: 雨雷 上

ディーゼさん、ただいま戻りました。

いい話持ってきましたよ。


「助手ただいま、今ごはん作ってるから…だっ誰その子?」


助手が女の子を連れてきた。

私は何故だかわからないが、腰が抜けた。


「いや、聞いてくださいよ」


「聞きたくない。」


「どうしたんですか?」


「聞きたくないったら聞きたくない。もう私に絡んでこないで、もう今日でコンビは解消よ。」


私は何を言っているのかしら、助手とは仕事のパートナーというだけで、別にそれ以上の関係でもないのに、どうしてこんなに心がモヤモヤするんだろう。


「ディーゼさんいきなりなんて事を言うんですか?この仕事なくなったら暮らしていけなくなります。どうか考え直してください。それにこの子は…」


「彼女なんでしょ」


「えっ」

助手は目を丸くしてこちらを見ている。


そして、少しすると彼は笑い始めた。


「何よ。何がおかしいの?」


「そんなわけないじゃないですか。この子はさっき僕に依頼を頼んできた方ですよ。ディーゼさんに彼女の夫の不倫を暴いて欲しいらしいですよ。」


私は顔を手で隠した。

とんでもない勘違いだ。

恥ずかしすぎて今すぐ死にたい。


でも、ホッとしている自分がいる。

私は彼のことが、、、


「ディーゼさん、ディーゼさん」


「何よこの変態!」

私は助手の腹に一発パンチを入れた。

気合の入ったいいパンチだったため助手はその場に蹲った。


「へっ変態?」

驚いたような表情を浮かべていた。


「さっ仕事に戻るわよ。今日もバリバリ頑張るぞー。」



私は冷静な状態に戻り、依頼人の元へ歩みを寄せた。


最後までご覧いただきありがとうございます。


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