助手が女の子を連れてきたんだけど、ほんと信じられない
ディーゼさん、ただいま戻りました。
いい話持ってきましたよ。
「助手ただいま、今ごはん作ってるから…だっ誰その子?」
助手が女の子を連れてきた。
私は何故だかわからないが、腰が抜けた。
「いや、聞いてくださいよ」
「聞きたくない。」
「どうしたんですか?」
「聞きたくないったら聞きたくない。もう私に絡んでこないで、もう今日でコンビは解消よ。」
私は何を言っているのかしら、助手とは仕事のパートナーというだけで、別にそれ以上の関係でもないのに、どうしてこんなに心がモヤモヤするんだろう。
「ディーゼさんいきなりなんて事を言うんですか?この仕事なくなったら暮らしていけなくなります。どうか考え直してください。それにこの子は…」
「彼女なんでしょ」
「えっ」
助手は目を丸くしてこちらを見ている。
そして、少しすると彼は笑い始めた。
「何よ。何がおかしいの?」
「そんなわけないじゃないですか。この子はさっき僕に依頼を頼んできた方ですよ。ディーゼさんに彼女の夫の不倫を暴いて欲しいらしいですよ。」
私は顔を手で隠した。
とんでもない勘違いだ。
恥ずかしすぎて今すぐ死にたい。
でも、ホッとしている自分がいる。
私は彼のことが、、、
「ディーゼさん、ディーゼさん」
「何よこの変態!」
私は助手の腹に一発パンチを入れた。
気合の入ったいいパンチだったため助手はその場に蹲った。
「へっ変態?」
驚いたような表情を浮かべていた。
「さっ仕事に戻るわよ。今日もバリバリ頑張るぞー。」
私は冷静な状態に戻り、依頼人の元へ歩みを寄せた。
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