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第1話

【あらすじ、レーシャ姿を→レーシャは姿を】3日前から降り続いている雨はだいぶ小降りにはなっていたが、足元の悪さはどうしようもなく、水溜りが幾つも邪魔をした。

バシャバシャと音を立て、少女は足早に走る。

あえて、水溜りを選んで踏み、跳ねる水しぶきの大きさを確認するのが楽しいようで、踏む度に頬が緩んでいた。

これが、結構回りには大変邪魔になっていたのだが、勿論お構いなしだ。

嫌な顔をされているにも関わらず、全く気にしてないというか、眼中にない。


えへへ♪おっきいの踏めた♪


深々と被ったフードからちらりと大きな瞳が見える真っ青な綺麗な瞳がきらきら輝き、くるくるとよく動いていた。


もう少しだ。


ふうと安堵の溜息と笑みが漏れながらも、


よしっ!


足元を確認しながらかなり大きな、かなり水たっぷりな水溜まりを踏み、結構大きなしぶきが上がったのを大変満足そうに頷いた♪

自分が踏んだ水溜りに満足しながらも、脳裏に浮かんだ家に心底ほっとした。

何って、今回は迷子にならなかった。

よく頑張った、うんうんと自分を褒めた。

迷子になった時のいろんなことが走馬灯のように巡ってくる。


ついた!


と思い確認のため町の名を言うと、どうして、東なのに、西に来たの?

と、心底不思議そうに首をかしげられ、最後には胡散臭い顔で馬鹿にされ、次こそは、と、町に着いたら、もともと出発した町の戻り・・・・・・

あんた、そんなにここがそんなによかったのか

と、豪快に笑われ。


違う!!!

人間の道が、似てるのよおおおおお!!


と、山に、川に、向かって叫びまた、迷子にになっていた。


なぜ!!


ふるふると首を振り、口元が緩む。


迷子になったのは説明が悪かったのよ。私が悪いんじゃないわ。

うんうん。


つまりは、本物の方向音痴なのだか・・・自覚というのが欠けていた。

ちらりと、また確認する。

茶色い屋根、窓が四つ。大きな軒。


オッッッッシャ!!!


グッと拳が自然に出来る。


間違ってない!!


正確に説明すると、少女の求める家、まあ、店は三百キロを超える場所なのだが、少女リーシャの脳裏に鮮明に浮かんでいた。

細かく言うと人間界の果てまで見ることができるだが、それでは面白くない、ということで、いつも求める最低限の場所だけを知り得、右往左往しながらその町にたどり着くのが、楽しくてしょうがなかった。

様は方向音痴を、何だかんだと言いながら楽しんでいるのだ。

そうして、今回は何と一回でその場所までたどり着いたのである!


私ってば、偉い!


自分で自分を誉め、えへへ、と嬉しそうに笑っていた。

ちなみにリーシャの、一歩は普通の人間の100倍に相当するぐらいの速さになる。勿論周りにははや歩きくらいにしか見えないようにしてある。

そうこうしている間も、足元の悪い中をあえて、水溜りを選んで踏み込んでいる。

にもかかわらず、汚れは無い。

走るたびに汚れた水しぶきが足元に纏わりつ

き染み込むはずか、

ふわっ

弾かれ、消える。

まるで浄化されるかのように、柔らかく消えていく。

天界の住むモノなのだ。

なぜ人界にというのは、まあこれからわかることなのであえて説明は省こう。

なので、リーシャの雨除けで羽織っているフードもマントも全く濡れることなく、ふわふわと走るたびに動くたびに、

消えていく。

マントや羽織は飾り?いやいや本人にとっては


人間と、おなじもの!


ということで、こだわった衣服なので、気に

いっていた。

雨の日は大好きだった。全てが楽しめた。


着いた♪


庇の下につき、持っていたカバンを置き、フードを下した。

青い瞳に真っ白な肌。一つにきゅっと結んだ緩やかに波打つ背中半分までの薄茶色の髪が降りてきた。年のころは一八歳前後見える。ふっくらした頬と大きな瞳。整った顔立ちだった。


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