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Ⅵ.その12月32日へ飛び込む少年は……
嘯く
死にたいから延長戦へ
「死にたいなんて言わない」
大人はそう言った。
辛いから延長線へ
「貴方はまだ恵まれている」
大人はそう呟いた。
止めたいから最終戦へ
「明日はきっとやって来る」
世間はそう脅した。
活きたいから最終線へ
「生きていることに意味がある」
世間はそう嘯いた。
例えば、12月32日へ
「飛び込んでもいいですか」
ボクはそう微笑んだ。
そして、ボクは1月を食い止める
たった一人の延長線。
「明日って奴をぶっ倒しに往くよ!」
そう、やさしく嘯いた。
ハハッ
【一言】
実はこの詩は初め、8月31日でした。月を変わるとでイメージも結構変わりますね。発見です。
何だかこの詩、Angel Beats!感がありますね。
そう言えば、詩中の少年はまだ明けてないらしいですよ。どこへ言ったんでしょう?
──そして、残り25篇。
次は青春、また明日。




