FIN.その詩集の終わりに……ありがとう。
まるで、
『縁側に潜って床下に進むと、そこに優しい彼がいたんです。彼はいつも、私に生きるためのアドバイスをくれました。そして、今はもういません。私が6さいに成った日以降、彼は突然いなく成ったんです。ですが不思議と私は寂しくありませんでした。その証拠に、それから今日に至るまで私はその事をほとんど忘れていました。でもなんだか今日、不意に彼を感じたんです。当然、この床の下に彼はもういません。しかし、それは風から、空から、水道の水から、日常性を帯びる様々なものからメタファーのように涌き出て来たんです。そして今日は17回目の誕生日、16さいの私が産まれた日でした。
さあ、明日にはどこまで忘れるのでしょうか?』
そんなような詩集でした。
本当にありがとう。
その素敵な明日で……
また。
一ヶ月間って長いようで短かったです。初投稿でしたが、読んで下さった方、またご感想・ご評価を下さった方、本当に本当にありがとうございました。なんとか、毎日投稿を完遂出来て良かったです。拙い詩や酷い詩も沢山あったと思いますが、どれか一篇でも気に入って貰えたらこの上ない幸せです。また、機会があったら作品を投稿しようと思います。*平塚サラより
──そして、残り0篇。
次は自分次第、またいつか。




