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Ⅲ.その素敵なボーカロイドは……
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冷凍庫の様な淋しさを君に送るよ
愛が故の愛餓えを
そんな哀でも添えようか
合い絡まったこのiの
受け止め方を君は知らない
「はい」と無意識、音ノ音
訳も解らず冷凍中の
愛が曖昧、相合に
無理遣りiを押し付ける
嫌がり方を君は求めない
完結した淋しさに
君は笑顔を絶さない
倫理を超越した音ノ音
哀愁をiに、愛臭を君に
ああ、ここに藍に染まるゆく
悲しき無情のタマシーひとつ
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ねぇ、初音ミクさん
こんどボクと話そうよ
きみはどこにいるのかとかさ
じっくり話がしたいなぁ
──そして、残り28篇。
次は逆説、また明日。




