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XXⅥ.その弐は…… ~不意打ち~
例えば正義と悪が対面した時に
僕は迷わず悪の味方になるんだ
正義なんかよりずっと
強い絆で結ばれていて
きっと清涼菓子のように
すべてが鮮明に映るんだ
例えば正義が悪を糾弾した時も
悪は気にせず僕の味方になるんだ
正義なんかよりずっと
信じきることの出来て
きっと悪戯っ子のように
ワクワクが心に移るんだ
ボケた世界の不意を付く
飽くなき悪の一撃を
恐慌きたす一撃を
──望んだただの高校生.
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【一言】
次で終わりです。
──そして、残り5篇。
次は善悪、また明日。




