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XⅣ.その未来のための過去、過去のための未来は……






 影のように付きまとう過去

 未来に向かう私には関係ない過去

 微かな不安と失望と甘味を含んでいる

 向き合うべきだろうか

 割り切るべきだろうか


 すべての謎が解けた今

 ただひたすらに清々しく

 私は自信をもってこう言おう

 「楽しむべきだ」と

 そこには何かがあるはずだ


 なんとも嬉しいこの気分

 未来は明るい

 …………そんな予感

 

 











──────────────────────────────────────────────────────*


【俳句擬き】

少年の空に流るる語呂合わせ

窓の外、汗散る子凛アセチルコリンと酸性雨

指先の滅し感度や冬の空


──そして、残り17篇。

次は独白、また明日。

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