第8話 続・ある姉妹の昔話
パフウ編の昔話はこれで、最後です。
怠けたって良いじゃない。だって創造主だもの。どうも。創造主です。怠けたって良いですよね?しょうがないですよね?私だって、もと、たぶん、きっと、おそらく、めいびぃ、人間だったのですから。そんなこんなで、また会える日まで、でわでわ~♪
カノは知っていた。自分が原因で全てを失ったことを。自分の何が原因だったかは、分からないが、それだけは確かだということを。
それ故、姉に頼るだけでなく自分も何かしないと、という責任をかんじていた。そして、家(仮)を飛び出してから、自分で何かできるようになるまで姉の前には戻らないと決めた。
カノが家(仮)を飛び出してから、パフウは、毎日村中を探しまわった。しかし、彼女は見つからず、まだ、帰ってきていなかった。
1週間後も、1ヵ月後も、半年後も、、、、パフウは時間を作り、探しまわった。
1年後、カノは帰ってきた。ボロボロになって、
「お姉ちゃん、ただいま。」
(パンッ)
「今までどれだけ私が心配したのか分かっている?どれだけ探し、どれだけあなたの帰りを待ったのか、、、、」
カノは姉が、泣いくのを初めて見た。それだけ自分の事を心配してくれたのが素直に嬉しかった。そして、その分、苦しい思
いをさせたことも分かった。
「ごめんなさい、、、」
その後、パフウは何も言わなかった。
~次の日~
カノは何故飛び出したのか、1年間何をしていたのかその事を全て話した。そして、自分たちがこんな目に遭った理由も、、、
「私ね、、、、死んだ人を蘇らせる事が出来るみたい。」
「えっ、、、」
パフウはそれ以上言葉が続かなかった。
「その力は世界の理に反する力だったから、、、私は殺されることになったのだと思う。それを守ろうとしたか
ら、、、、、」
「、、、、、、、」
「私はこの力は使わない。これを使えば家族を生き返らせることもできる。けどね、きっとそんなことお母さんたちも望んで
ないと思う。」
「そう、、、あなたがそう決めたならそうしなさい。」
そんなこんなで今のパフウがあるのであった。
感想やアドバイスを頂けると幸いです。