127 その錬金術師は薬草を納品する
「薬草って、どのくらいまでなら納品受け付けられるの?」
「――はい?」
早朝から出発して、昼前に着いた貿易都市。
丁度列が空いていたので、カウンターで暇そうにしている受付の女性へと尋ねたんだが、質問の意味が分からなかったのか、あるいは意図に怪訝になったのか、首を傾げて返されてしまった。
「ええと?」
「採取してきた薬草があるんだけどさ、納品出来る上限は幾つかなって。後、カウンターの上に乗り切らない場合、どうしたら良いのかも合わせて教えてくれると助かる。」
「は、はい?」
「いや【空間庫】が使えるからさ――こんな風に。」
「っ!?」
「中がいっぱいなんだよなぁ。」
言っても分からない様子に、空間を切り裂いたようにして開いた亜空間――【空間庫】の中を見せる。
この魔法の原理は良く分かっていないんだが、属性への適正と魔力量に応じた分だけ中が広がる事は一応分かっている。
そんな中にメルシーと一緒に採取した薬草を詰めるだけ詰め込んできたんだが、薬草の束は積み上がってしまっているし、溢れかけた素材で雪崩を起こしかけていた。
よくもまぁ、ここまで詰め込んだものだと、我ながらに呆れ返る光景である。
「おーい?」
ただ、その【空間庫】の中を見せた直後からというものの、受付に座っていた女性が固まってしまい、こちらの呼びかけにも応じなくなってしまった。
ツンツンと突付いてもみたが、全然駄目だ。完全に固まってしまっていて、思考も停止してるっぽい。
思わず、助けを求めて視線を彷徨わせていると、
「――何だこりゃ?すげぇな、綺麗に切り取られてやがる。しかもこれ全部薬草かよ?あ、もしかして、あいてむぼっくすとか言うやつか?」
「は?」
突然、隣から耳慣れない声で、立板に水とばかりに言葉をかけられてきて、俺は目を瞬かせた。
更には聞き慣れない単語が混ざっており、思わず尋ね返してしまう。
「あいてむぼっくす?って、何だそれ?」
「ん?違うのか?」
言って、お互いに目を瞬かせる。
相手は、まだ青年くらいの歳の男性だった。燃えるように赤い髪が目立つものの、瞳はそれ以上に目立つ。オレンジ色だ。
容姿も整っている事もあり、かなり人目を引く人物である。
「あいてむぼっくすっていうのはさ、重さも感じない無限収納の事だよ。ちなみに、時間も止まるとかいう『ちーと』ってやつだぜ?」
気さくな性格なのか、そう言って説明してくれたのはいいんだが、後半のもさっぱり分からない単語で俺は「へぇ」と返しながらも、若干首を傾げた。
「その『ちーと』っていうのもよく分からないが、とりあえずは便利なものが世の中にあるっていうのは分かった。俺の空間魔法は保管は出来るけど、無限じゃないし時間も止まらないしな。正直、羨ましい話だよ、それ。」
「へぇ?微妙になんか違うな?」
「微妙どころかほぼ別物な気がするが。
時間停止付きとかどこの時魔法使いだよ。是非ともご教授願いたいもんだ。
そう思っていたら、
「マジで違うのか――勇者だったら、手合わせにかこつけて潰してたのになぁ。」
さらっとヤバイ事を言われて、ギョッとして目を剥く。
なんなんだよ、こいつ。勇者と手合わせしたいとか、狂人かよ!?しかも潰すってなんだよ潰すって!?
「――いやいや、勇者が沸くとか笑えないからな!?アレが沸く度に天変地異は起こるわ、強い魔物が増殖するわ、最悪なんだからな!?」
「そんなの分かってるっての。だから、潰すんだろ?」
「潰せねぇよ!?そんなのどこの英雄だよ!?」
「ここに居るじゃねぇか、なぁ!」
「……。」
思わず無言になる俺。
戯言はともかくとして、こいつが頭おかしいっていうのは十分に分かった。
勇者ってのは、最初は弱くても、すぐに強くなって手がつけられなくなるのが特徴だ。それを潰すとかどう考えても無理があるだろ、絶対。
大体、どれだけ大人しくてまともそうに見えても、最終的には暴走して人類の敵にまわるような事をしでかすのが勇者だ。それが、奴らの共通した特徴であり、問題点である。
それを理解してると言いつつも、
「――だーかーらー、俺が潰すから勇者なんて沸いてもどうとでもなるだろ、安心しろって、な?」
背中をバンバン叩かれながら言われて、俺はその手を振り払った。
「自殺願望者だってのは十分に理解したが、俺は巻き込まれたくないから勝手にやってくれ。」
「自殺願望は無いが、任せろ。巻き込まれても潰してやるよ!」
「いやいや、何か通じてない!?通じてないよね!?」
何を考えているのかはさっぱりだし、勇者を潰す事に生きがいでも見出したんじゃないかってくらいの執着心にも全く理解は出来ない。
もしも巻き込まれるようなら、その時は全力で回避だ。
大体、本心から勇者との決闘を望むとか、完全に狂人の域だろう。いきなり何をしでかすかも分からないし、俺は慌てて距離を取り、一応非難だけはしておいた。
「とりあえず、潰す為に無関係な人間を試すのはやめてくれない!?一般人からしたら、寿命が縮むわ、それ!」
そう言ってしまえるくらいには、根本的にヤバイ奴だと思うし、出来ればこれ以降絡まれたくは無かった。
そう思って返すと、相手は全く悪びれた様子も無く謝罪の言葉を口にしてきて頭を抱える。
「いやー、ごめんごめん。あんた強そうだし、殺りあったら面白そうだと思ったんだよね。でも勇者じゃないなら、無理矢理訓練場に引きずり込むのも出来ないし、いや、マジで残念だわー。」
「いやいや、それ、どんだけ戦闘狂なんだよ!?言っておくが、俺は戦闘職でも戦闘狂でも無いからな?生産職だから、そういう荒事は勘弁してくれよ!?」
これに、
「ちぇっ、マジで駄目だったか。」
「駄目に決まってるだろ、そんなの!」
悪びれずに曰う赤毛。
思わず叫び返してしまったが、ガチでヤバイ奴に決闘申し込まれかけたのだから当然だろう。誰だってキ○ガイの相手はしたくないもんだ。
それに、一体俺の何処に強そうに思える要素があったというんだ?もしも噂を鵜呑みにしてるのなら、完全に勘違いもいいところである。
小型の魔物相手には氷魔法使いは強いが、それよりも大きい中型・大型となると、バックファイアーならぬバックコールドで自分もダメージを負いかねないから役に立たないし。
故に、噂として流されている『救世主』像は完全に誤りである。
あれは権力者等が安易に喧嘩を売ってこないよう、牽制の為に流された保険だからな。
一応、自殺覚悟でぶっ放せば、街一つくらいなら丸ごと凍結させれるし、その被害防止策として王弟が少し手を加えて流した噂である。
そんな事をつらつらと考える俺へ向けて、
「ジーッ。」
口にしながらもジッと見つめてくる赤毛野郎。
冗談抜きに、身の危険を感じる……なんだ、この寒気が走る視線は。
「いや、口にしながら人を見ても駄目だから。俺に戦闘のセンスは無いし、ここにいる先輩達にも確実に劣るペーペーだから。期待すんな。後、じっと見るなっ。」
スッゲェ面倒そうな奴に絡まれた――そう思っていると、相手は訝しそうに首を傾げてきた。
「ペーペー?んじゃ、お前新入りかよ?」
それに、俺は「そうだよ」と返す。
「新入りだ。ついでにいうと、今日が初めての依頼請け負いの日だな。」
「マジか……。」
どうにもガチで決闘がやりたかったようで、肩を落とされてしまった。
しかし、付き合うつもりは全く無いので当然無視する俺。
そこに、ようやく受付嬢の思考が戻ってきたようで、声が掛かってきた。
「それ、全部売るつもりなんですか!?」
「お、おう。そのつもりで持ってきたんだが、何か問題か?」
相場が崩れるとかだろうか。
そう思っていると、
「是非お売り下さい!」
「そ、そう?なら、全部卸すけど――。」
勢い込んで頼まれてしまい、俺は頷いて返していた。
これに、女性は両手でガッツポーズを取りながら、喜色満面の笑みで捲し立てて言った。
「もう、ここ最近は誰も依頼受けてくれなくて困ってたのよっ。納品先の薬師ギルドからは突き上げを食らうし、ギルド員で休日返上で採取してても足りないし、新人さんはすぐにランクが上がってゴブリン退治に行っちゃうし。でも、これだけあれば溜まってる休みが皆取れるわ!有難う!」
「――大変だったんだな。」
ガッシリと手を掴まれて、俺は一つ疑問に思いつつもそう返しておく。
薬師ギルドから突き上げ食らうくらいに不足するって、冒険者だけじゃなく都市全体で薬不足に陥っててヤバくないか――?
そんな事を考えている俺に、
「そう!大変だったの!すっごくね!本当に有難う!貴方、まさしく救世主だわ!」
「あ、はい。」
余計な一言を付けられて盛大に叫ばれてしまい、思わず頬が引き攣った。
最後の一言はいらなかった。間違いなくいらなかった。
何故ならば、俺の横でスゲェ目を光らせてる奴がいるからだ。
(これ、地雷踏んだな、確実に。)
赤毛の様子は、間違いなくロックオンしたものだろう。
それに気付いて、俺は目が少し遠くなる。
――面倒事を避けて暮らしてるのに、何でこうなるんだよ……。
「ああ、そうそう。」
パチリと手を打ち合わせて鳴らし、受付の女性が思い出したと言いたげに口を開く。
その様子に、俺も横の赤毛も注目した。
「受け取りは裏手でするから、着いて来てくれるかしら?ここじゃ乗り切らないし、運ぶのも大変だし、その方が貴方も良いでしょ?」
「はいはい。」
いい加減に返しても、女性は気にした様子も無く動き出す。
俺はそっと溜息を吐き出した。
「じゃ、着いてきて――こっちよ。」
「了解です。」
若干、疲れた気分で女性の言葉に従って着いて行くと、まるで当たり前のように着いて来る赤毛。
それに顔を向けると、凄く良い笑顔で親指を突き立てられた。
(意味が分からんし、反応したら駄目な気がする、これ。目を逸らしておくか。)
そのまま何事も無かったかのように無視して、隣接する建物を素通りして更に違う建物へ。
地面にところどろ染みがあるが、掃除はされているようで匂いなどは気にならない。
聞けば、持ち込まれた魔物の解体をする場所な為に、毎回洗浄しているのだそうだ。
「さ、ここに出して頂戴。数は気にしなくていいわ。検分はこっちでするし、出すだけ出してくれたら良いから。」
「んじゃ、片端から置いて行くか――。」
言われて、持ち込んだ品を新たに開いた【空間庫】から出して行く。
出すのは主に春に採れるものばかりだ。一応、それぞれに適した状態で持ち込んではあるが、容器等は返して貰う。
薬草と一言で言っても、その種類は豊富で膨大になるからな。それによる保管方法や使用方法に違いがあるのは当然だろう。
単に束にして入れておける物もあれば、容器に入れて保存する必要があるものもあるし、きちんと知識がある状態でやらなければ痛んだりして価値が下がってしまうから注意が必要だったりする。
「オオバコとドクダミ、ヨモギは一般的だしやっぱり多いわね。あら?こっちの根っこは?」
取り出したものの内、引っかかるものでもあったようで、言われて視線を向ける。
茶色くデコボコした感じのそれは、カレーに使われる香辛料としてはお馴染みのものだった。
「それは春に採れる鬱金だな。姜黄って言うんだが、確か依頼票はあったはずだ。」
「きょうおう、きょうおう――ああ、薬師ギルドが欲しがってたやつね。どうせ納品は無いって言っておいたと思うけど、卸してくれるなら有り難いわ。」
「なら、出しておくよ。」
「ええ、よろしくね。」
薬草の依頼と一言でいっても、何も葉物だけが対象じゃないからな。花だったり花粉だったり、根っこだったり、どうかすると樹皮や種という事だってある。
そんな薬草の依頼は、種類別に依頼票として出される事にはなっているものの、その種類と採取方法によっては値段もピンキリというのだから、やりたがらない奴が多いのだろう。
大体にして採取仕事は狩人達と被るところがある。そういうのを専門にやるなら、最初から狩人組合に加入した方が良いだろうし、冒険者組合では少し向いているとは言い難いしごとだ。
もっとも、この都市に狩人組合があのるかどうかまでは、俺は知らなかったが。
「――それにしても、随分といっぱいあるのね?」
検分作業は気付けば人が増えて来て、大わらわな状態で作業がされていた。
そんな中、俺は取り出して置けるだけ置いておく。後はお任せだ。
「まぁ、元々の仕事と被るからなぁ。」
俺のこの呟きに、バインダー片手に女性が声をかけてくる。
「元々の仕事って、何してたの?」
その質問に肩を竦めて返しておいた。
「錬金術師だ。」
「え?」
「黄金を作り出すとかっていう仕事じゃないぞ?一応、本物の錬金術師は医療従事者だよ。」
この言葉に、
「へええ。王都で処刑された馬鹿が居たけど、本物は医療関係者だったのねぇ。」
そう言って、女性がしみじみと呟いた。
それから、こちらをジッと見つめてくる。
「魔法使いで錬金術師、ね――そういや、ポーションって魔法薬って言うんだっけ?」
「その魔法薬を作るのが仕事だよ――あ、使わないで余りそうなのを持ち込んだんだが、これ、大丈夫か?」
「多分大丈夫よ。そっか、魔法薬作るから魔法使いでも無いと錬金術師は無理なのか。そっかそっか――。」
何やらブツブツ呟きながら、女性が見つめてくるが、首を傾げたら「気にしないで」と返され、作業へと戻る。
ほぼ、ギルド側は総出で検分している状態だ。全員が慌ただしく動いていて、検分が終わった先から保管場所へと運び込みもしている為に、誰も彼もが忙しそうにしている。
時折、怒号なんかも飛び交っていて、中でも屈強な男性が一人、目立って指示を飛ばしていた。
「お前ら、ちんたらやるな!混雑する時間が来る前にさっさと全部終わらせてしまえ!」
「はい!」
「そこ、査定が終わったらすぐに裏へ保管しろ!でないと他と混ざって分からなくなるぞ?二度手間を増やすんじゃ無い、時間の無駄だ!」
「す、すみません!ただいまやります!」
「良いか、ここはもう少ししたら戦場になるんだ。分かったら、とっとと終わらせて場所を空けろ!俺等解体班の睡眠時間を奪うような事はすんじゃねぇ!」
「「はい!」」
何だろう、指示を飛ばしている人物が、見た事あるような気がする。
スキンヘッドが眩しい男性だが、開拓村で農作業しているあちらのスキンヘッドの先輩とは別人だ。多分、別人のはずだ。
それなのに、既視感が半端無くて、俺は少し首を傾げてしまった。
(なんだろうか、この違和感。)
似てるけど違う。何がどうと言われても分からないほんの差異。
それに首を傾げていたら、
「あー、アイツ、ハゲの兄貴じゃん。もう出て来たのか?」
「――誰がハゲだって!?」
わざわざ地雷を踏みに行く赤毛がいた。
こいつ、マジでヤバイな。堂々と頭頂部が寂しい人に『ハゲ』呼ばわりしたぞ。ガチで常識が無い気狂いの類なのか。
「おいコラ、幾ら元貴族だからって、人をハゲ呼ばわりは許さんぞ?」
「悪い、悪い。」
そんな赤毛に『ハゲ』と呼ばれた男性が、ギロリと目を向ける。
見るからに強面なんだが、向けられた方は全く意に介していない。それどころか、更に火に油を注ぐような発言をしやがった。
「でも、実際髪の毛無ぇじゃん?それがハゲじゃなかったらなんて呼べばいいんだ?」
「おまっ!?」
あろうことか、更に『ハゲ』連呼した。
しかも、煽り抜きに本気で言ってるようだから余計に質が悪い。
実際、その言葉に頭頂部が眩しい男性の額には青筋が浮かんでいた。
怒声が響き渡る。
「スキンヘッドとか海坊主とかいろいろあるだろうが!お前、よりにもよってなんでハゲを選ぶんだよ!?」
「え?だって呼びやすいだろ?二文字しかないし。」
あっさりとそう返し、まるで「何がおかしいの?」とでも言いたげな様子を見せる赤毛。
思わず動きが止まる俺とは違い、周囲は慣れっこなのか、見向きもしていなかった。
どうやら、こいつのこの調子は平常運転らしい。そして、怒ってる男性の様子も何時ものことのようだった。
「呼びやすいって理由で貶し言葉使ってるんじゃねぇ!お前には気遣いってもんは無ぇのか!?」
叫んだ男性に向けて、
「貶し言葉で毛無し言葉か――上手い事言うな!」
無邪気に笑みを浮かべて、指を打ち鳴らすのは、勿論赤毛だ。
どう見ても、漫才か何かにしか見えなくて、思わず脱力してしまう。
「笑うな!後、喜ぶな!そこは笑顔になるところじゃないだろうが!」
「え?そう?」
とぼけた様子で首を傾げて見せる赤毛だが、さっき、こいつの事を男性は元貴族って呼んでた気がするんだが――どこにも貴族らしさは無いな、うん。
もしもこの調子が素なら、破天荒過ぎて家から叩き出されたとか十分ありえそうだ。というか、実際そんなところなんだろう、きっと。
ただ、
(毛生え薬作ったら、売れるかな?)
少しだけ気付いた、差異。
それは、開拓村で農作業の手伝いの仕事をしていた先輩はスキンヘッドな事を気にしていないのに対し、こちらの男性は気にしまくり、という点だ。
ならば、この頭頂部が眩しく、それを気にしている様子の男性には売れるはず――そう思いながら、俺は内心で皮算用を始めていた。
ファンタジーでありがちな冒険者組合での薬草採取の依頼について、納品する薬草の種類や「これ一度に大量に持ち込むとどうなるの?」という疑問に対する答え(対応)が今回の話です。
作中では供給が足りていなくてこうなりましたが、供給が十分に足りていれば、相場が崩れないように貼り出された依頼の分しか受け付けない状態なのが普通でしょう。
ただ、今回は大量に持ち込んだ際のシーンを書きたかったので、足りていない場合で書きました。
ついでに戦闘狂が出てきてます。今後も絡んできますが、同じ細身でもこちらはアスリート体型な男性で、若干ウザい陽キャラさんです。
そして、兄弟揃ってハゲの呪いにかかってる男性も合わせて登場です。こちらはお兄さんの方で、弟さんが冒険者をやっています。故の既視感。作中ではツッコミ役をやっていますが、解体業の責任者を生業としています。
そんな頭頂部が寂しい彼が欲しがるだろう毛生え薬。リアルでも市場が大きいのは間違いないですね(確信)。昔からカツラを作ったりと皆必死に頭を気にしてたからね。だからこそ、大きな市場があるのさ!
そんな毛生え薬もファンタジーのなりあがりものではありがちなアイテムっていう。




