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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 3
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EPISODE 3 - 39 √朱音

「碧依!!」


あの時、ウチが見た『夢』は

やっぱり『現実』の出来事やったんやな。


それに………。


何であんな化け物に

碧依が乗ってるのか………。


分からん事ばっかりやけど。


それでも………。


ウチが今『やるべき』事は、決まってる。


「不知火!ベフィモスのスキャンを開始!!」


【了解………。

ベフィモスに対しスキャンを開始します】


1番手っ取り早いのは

ベフィモス自体を無力化する事やけど

それは、今の火力じゃ少し難しい………。


やったら、ウチが狙うのは、

外骨格に標準搭載されている

『緊急停止スイッチ』や。


「スイッチの位置さえ分かれば!」


祈る気持ちで、

スキャン結果を待っていると………。


「私の邪魔をするのは………。

お前か!!」


【警告。警告。

『ベフィモス』より『ロックオン』をされました。

多弾頭ミサイルの確立………。95%】


こちらの位置を特定した

ベフィモスが攻撃を開始。


不知火の予想通り

背中から通常よりも大型の

ミサイルが1発、垂直に打ち出された。


「!?」


垂直に飛び上がったミサイルは

山なりに飛んでくると、

ウチの真上に来た辺りで

周りの外装が外れていく。


外装が外れると、

中から小型のミサイルが数10発単位で

ウチの居る監視塔に向けて飛んできた。


「やばい!」


急いで、ブースターを点火させた

ウチは不知火を急速後退させる。


狭い室内なので

直ぐに壁が迫ってくるけど

気にせず背中から壁に突っ込んで行く。


少しの抵抗があったけど

問題なく壁を突き破る事に成功。


外に出ると同時にブースターの点火を止めた

不知火は一瞬の浮遊感の後、

重力に引かれて、地面に向かって急降下を開始する。


その直後に、先程までウチが居った

監視塔の最上階エリアにミサイルが直撃。


監視塔を爆砕していった。


「うわっと!」


ミサイルの爆風の煽りを受けて

一瞬機体の制御を失うけど

クイックブースターを駆使して

体勢を立て直すと、監視塔の壁に手を付けて

落下のスピードを少しだけ殺していく。


地面を踏み砕きつつ着地に成功すると

急いで監視塔から離れる。


「逃がすか!!」


よっぽど、攻撃を邪魔されたことが

頭に来てるんか、碧依が立て続けに

左手に持っているグレネードランチャーで追撃してきた。

建物を壁にして、回避してるけど

マジでシャレにならん!!


「うわぁぁああ!」


一旦仕切り直そうと思って

近くにあった、砲台のある建物に隠れたけど、

次の瞬間グレネードの直撃を受けて

建物ごと砲台が全て消し飛んでもうた。


【スキャン完了。ステータスを報告します】


砲撃が止まったタイミングを見計らい

吹き飛んだ建物から移動を

開始した直後………。


待ちわびてた、

ベフィモスのスキャンが漸く終わった。


「ナイスタイミング!」


この度は、最果ての世界を

ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。


もう暫く程、

朱音ルートが続きます。


これからも

3分間から5分間の

ささやかな楽しみを

皆様に提供出来ますように

のんびりマイぺースながらも

精進してまいりますので

何卒最後までお付き合いの程

宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m

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