EPISODE 3 - 38 √朱音
ここからがウチの正念場や………。
早速、『コイルガン試作1号機』の
ステータスを見る為に
不知火のシステムを『戦闘モード』から
『スキャンモード』へ変更する。
「システム『スキャンモード』。
コイルガンのステータスを閲覧!」
【システム………。
『スキャンモード』へ移行………。
コイルガンのスキャンを開始します】
初弾を命中させた事で、
ベフィモスの攻撃力を削ぐ事に
成功したけど、まだまだ予断を許さん状況や。
一応、コイルガン試作2号機が
スタンバイ状態やけど、
可能ならまだ1号機を使いたいからな。
不知火がコイルガン試作1号機の
ステータス確認をしている間に、
次弾を装填する為、横にあるレバーを引く。
レバーを引いたら、薬室から
空になった薬莢を取り出して
新しい弾をセットすると
またレバーを元の位置に戻して
準備を終わらせる。
【スキャン完了。
結果を報告しますか?】
「頼むは」
タイミング良く、
スキャンが終わったので
直ぐに状態報告を確認する。
【砲身………。異常加熱。
ラジエーターによる冷却を実行中。
砲身冷却終了予定時刻………。残り180秒。
続いて、バッテリー残量………。残り0%。
再充電完了まで、残り???秒です】
「そうやった………。
エネルギーバイパスは、
全部『2号機』にしてたな………」
コイルガン試作2号機の準備を
優先する為に、1号機のエネルギーも
全部、2号機に回してた事を失念してたわ………。
不知火のジャネレーターと
コイルガン試作1号機を直接繋げれば
もう1発位は、直ぐに発射可能やろうけど
流石にそれをすると、何か遭った時に
対応出来んからな………。
「しょうがない………。
現時刻を持って、コイルガン試作1号機を破棄。
2号機のある2番監視塔に移動するか」
コイルガン試作2号機に繋いでいる
エネルギーバイパスを再度、
1号機に戻せば発射は可能やろうけど
エネルギーをフル充電まで持っていくのに
恐らく大分時間が掛る。
ベフィモスの事や………。
ステルス装置が起動しているとはいえ
先の攻撃から狙撃ポイント位は、
既に把握していると予想すると
何時までも1番監視塔に、
残ってるのは得策じゃないな。
「不知火………」
そう考えたウチは、
ここから移動を開始する為に
不知火のシステムを『戦闘モード』に
移行しようとした時………。
「後、……な…だ………。
…、少……全て……わ……だ………」
声が聞こえて来た………。
「ん?………。何や??」
最初は何処から、『その声』が
聞こえて来たのか、分からんかったけど、
幸いシステムは、まだ『スキャンモード』やったから
不知火に『声』の位置を特定させると
どうやらそれは、ベフィモスから
発せられた『声』やった事が分かった。
「それにしても………」
聞こえて来た『声』は、
やっぱりウチの良く知る
『あの子』の声に良く似ている………。
誰よりも優しかった『あの子』が
こんな酷い事をしているとウチは信じたくない。
何かの間違いやと自分に言い聞かせつつ
ベフィモスを観察していると………。
「後、少しなんだ………。
後、少しで全てが終わるんだ………。
だから………。
私の邪魔をするな!!」
「!?」
今度こそ疑う余地はなかった………。
ベフィモスから聞こえてくる
『怒り』や『悲しみ』を
伴ったその『声』の主は………。
ウチのたった1人の愛すべき………。
妹の声やった………。
「碧依!!」
この度は、最果ての世界を
ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
何と何と!
この度、またまた
『ブックマーク』を
して頂けました!!
前回に引き続き
嬉しい限りですw
登録して頂きました方には
最大限の感謝を!!
そして、そして何と!
ささやかな目標として
『1日 20PV』
『月平均 600PV』を
目指して頑張って来たのですが………。
本日で『月平均 600PV』を
達成することが出来ました!!
これも、毎日読みに来て
頂いている方々のおかげでございます!!
次の目標は志を高く持ち!
『1日 25PV』
『月平均 750PV』にしますかね!
すみません調子にのりましたorz
ひっそりと書いていた『最果て』でしたので
まさか、こんなに早い段階で目標を達成出来るとは
思わず変なテンションになってしまってます。
これからも
3分間から5分間のささやかな楽しみを
皆様に提供出来ますように
のんびりマイぺースながらも
精進してまいりますので
何卒最後までお付き合いの程
宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m
EPISODE 3も7割方は進みましたので
残りの3割も頑張って書いていきます!!




