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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 3
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EPISODE 3 - 34 √朱音

こうして、施設内に展開されている

無人外骨格の制御権がウチに集まってくる。


【順次、制御権を朱音さんに譲渡していきますので

少しでも異変を感じたら、直ぐに教えてくださいね】


「了解です」


1番機から5番機までの制御権が

順調にウチに譲渡されたけど、

6機目の制御権の譲渡途中で

頭に鈍い痛みが走った。


「うぅ………」


【!?朱音さん、大丈夫ですか?】


最初は頭痛位の痛みやったのが、

譲渡の達成率が上がれば上がる程

頭が割れるような痛みになってきよった。


外骨格5機との同期が、

恐らくウチの限界みたいやな………。


「すみません、ジャックさん………。

制御権の譲渡を注視して貰っても良いですか?」


【了解!外骨格の制御権譲渡を中止します!!】


それから直ぐに、

割れそうに痛かった頭痛が収まった。


「ふぅ………。

どうやら、ウチの制御限界数は

5機みたいですね」


【それでも『戦闘特化タイプ』の人が、

制御できる個体数としては、

十分に素晴らしいと思いますよ】


「あはは。ありがとうございます」


多分お世辞やろうけど、

褒められるのは、素直に嬉しいから

有り難く頂戴することにする。


【残りの機体はどうしますか?】


「そうですね………。

自動迎撃モードの

パターンをランダムに設定。

引き続き、施設内に配置して貰っても良いですか?」


【了解です。

残りの無人外骨格の

戦闘パターンをランダム設定に移行。

配置位置は引き続き、現在位置に固定します】


「ありがとうございます」


ウチでは、制御がしきれなかった

無人外骨格の設定作業等を

ジャックさんが処理してくれている間に

自由に制御出来るようになった

外骨格達の同期作業を開始する。


暫くすると、ウチが同期出来なかった

残りの無人外骨格の設定を

完了させたジャックさんから

通信が入ってきた。


【残りの無人外骨格の設定が完了しましたので

私も直ぐに出撃の準備に向かいます】


「了解です。あ!ジャックさん

準備前に1つ質問しても良いですか?」


【はい?何でしょうか?】


時間も無いので、用件だけを

ジャックさんに聞いてしまう事にする。


「『どのタイミングで出撃する』のか、

決まってるんですか?」


【そうですね………。

具体的にではないのですが、

ベフィモスに接近される前に

基地から大きく迂回して

アキトさんの元に向おうと考えてますね】


「なるほど………」


確かにそれやと

時間は掛るやろうけど、

確実にアキトの元に向う事は出来るな………。


でも今は、最短距離で

アキトの元に向かって貰いたい。


「(やったら………)」


今まで、ベフィモスが

各地に点在していた施設を破壊する時には、

決まってある行動を取って居た。


今回もやる保証はないけど、

それでも『高確率』でその行動に出るとウチは思う。


なら………。


「ジャックさんにお願いがあります」


【出来る限りの事で良ければ、

協力させて頂きますが、

どのような事でしょうか………?】


「ウチがベフィモスの注意を引きますので

ジャックさんは、最短距離でアキトの

元に向かって貰っても良いですか?」


【………何か考えがあるのでしょうか?】


少しの間があったものの

ジャックさんからは、

肯定的なニュアンスが帰って来た。


「はい。『絶対』では、無いんですが

それでも『分の悪い賭け』じゃないと思ってます」


【分かりました。

直ぐに準備を完了させますので、

詳しい概要は、その時に聞かせて

頂いても宜しいですか?】


「了解です。その間にウチも

最終チェックをしときます」


【それでは、

一度通信を終了して

準備に向かいます】


そして、ジャックさんとの通信を一旦終了。


こうしてウチは、対べフィモスへの

最終決戦の準備を滞りなく終了させていく。


ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。

まだまだ、朱音√が続いて行きます。


出来る限り、違和感がないように

していきたいと思っているのですが、

思うように書けるか………。


これからも、

ご覧頂いております皆様に

楽しんで頂けますよう

精一杯頑張りますので

変わらずのご贔屓を

宜しくお願い致しますm( _ _ )m

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