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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 3
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EPISODE 3 - 24 √朱音

「ドローン1号機。大破!!

次!来ます!!」


ドローン1機の犠牲で、

難を逃れたと思った矢先

次の試練がアキトに襲いかかった。


ベフィモスもさる事ながらで、

ミサイルでは迎撃できないと踏んで

次に選んだのは、

連射性の高いガトリング砲だった。


彼我の距離は、

残す所1000mを切っている。


この距離と、今の速度では、

回避も不可能だ………。


ベフィモスの装備している、

ガトリングのライフリングが回転を始める………。


もう駄目だと思った時………。


「ドローン2号機!

ベフィモスの射線上に入りました!!」


「え?」


オペレーターからの報告を聞いて

モニターを見てみると、

本来、ありえるはずのない現象が

ウチの眼に映しだされていた。


今回のドローンのAI設定は、

『護衛対象の安全第一』やった。


それは、護衛対象を優先して

守ると言っても、ミサイルのように

対象がロックオンされて、

窮地に陥った場合

優先して助けると言うものや。


せやから、

ガトリングのような

ランダム射撃の場合、

普通は、護衛対象から

距離を取って、少しでも

被弾率を下げるような

動きをするはずやのに、

このドローンは敢えて、

アキトの盾になるように

ベフィモスとの射線上に

割って入ってきよった。


ドローンが射線上に割って入った瞬間

ベフィモスの一斉掃射が開始。


弾幕の雨が降り注いできた。


「ドローン2号機!機体損傷!!

装甲、40%減少!!」


ガトリングの弾丸を、

その身で受け止めている

ドローンの装甲が、みるみるうちに

削り取られて行く………。


「頼む!そのまま、

無事に抜けてくれ!!」


ドローンのおかげで、

アキトには1発もベフィモスからの

攻撃は当たってなかったんやけど、

残り距離が100mを切った時、

異変は起きた………。


「ドローン2号機の

『A・O・B』に異常発生!!

被弾したようです!!」


「そんな!!」


後少しで、ベフィモスを

突破できる所まで来たのに!!


そのままドローン失速して

高度を落としてまうと、

その後ろに居る、アキトが無防備になる。


八汰烏の装甲でも

連続して食らったら、

タダではすまへん………。


ここを突破できたとしても、

その後に待ってる作戦の帰還率が

大幅に下がってまう………。


そう思った時、

この日何度目かの奇跡と言っても

良い出来事が起こった。


「ドローン2号機『A・O・B』パージ!!

ベフィモスの左腕武装に突貫………。

ガトリング砲の破壊に成功しました!!」


懸命に反撃していたドローンが、

残り距離10mを切った時点で、

『A・O・B』パージ………。


自身を、ベフィモスの持ってる

ガトリング砲に向けて特攻を仕掛けた。


パージされた『A・O・B』も

ベフィモスの背中に装備されている

ガトリングランチャーに

ぶつける事に成功した結果。


「アキト機!無事にベフィモスを突破!

及び主兵装の破壊にも成功しました!!」


アキトは無傷でベフィモスを突破していった。


「良かった………」


脱力しかけたウチの肩に

誰かの手が添えられる。


振り返って見ると、

ジャックさんが

微笑を浮かべて

ウチを見とった。


少し照れくさかったけど、

ウチも微笑を浮かべて

モニターに視線を戻す。


アキトが無事に突破出来た上、

ベフィモスの武装の一部を

破壊する事も出来た。


やったら………。


「さぁ!次は私たちの番ですね!!」


「せやな!」


さぁ!次はウチの番や!!


気合を入れ直した

ウチとジャックさんは、

対ベフィモス用の

攻略作戦の準備を始める。


ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。


まだまだ、朱音√が続いて行きます。


出来る限り、違和感がないように

していきたいと思っているのですが、

思うように書けるか………。


精一杯頑張りますので

変わらずのご贔屓を

宜しくお願い致しますm( _ _ )m

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