EPISODE 3 - 23 √朱音
なら後は設置個所だけやな………。
「何処か良い狙撃ポイントは無いですかね??」
「そうですね………。
でしたら、1番か2番の監視塔のどちらかを
狙撃ポイントにしてみては如何ですか?」
そう言って、ジャックさんが
提示したのは、中央にある管理施設を
取り囲むように建設されている
1番から4番まである監視塔………。
その中でも、ベフィモスの進行方向に
位置する1番と2番やった。
確かに、この監視塔やったら
狙撃の瞬間まで姿を隠せるし
高さもベフィモスと同じくらいやから
より正確な狙撃が出来るな………。
「決まりやな!やったら、
1番と2番の監視塔それぞれに
設置して貰って良いですか?」
「ええ、大丈夫ですよ。
では、直ぐに準備に取り掛かりますね」
単発式の為、続けて撃てれば良いけど
恐らくそれは難しいやろうから
2か所に設置して欲しい旨を伝えると
快く快諾してくれた。
その他にも、第1防衛ラインから
最終防衛ラインの構築の為、
何処にどのタイプの無人外骨格や
無人兵器を配置するかで
ジャックさんと話し合っていたら………。
「伝令!アキト機及び
ドローン1号機から2号機。
ベフィモスと会敵!!
戦闘に入りました!!」
ウチらが、準備を進めていると
遂にアキトがベフィモスと
会敵したとの知らせが入る。
作業を一時中断した
ウチとジャックさんが
オペレーターの近くに行と
素早くキーボードを操作して
ドローンから送られて来た映像を
中央の巨大スクリーンに映してくれた。
そこでは、
ベフィモスからの攻撃だと思われる
巨大な火の玉のような攻撃を
最小限の動きで回避して徐々に
ベフィモスへと近づいていく所やった。
「アキト………」
「今はアキトさんと
ドローン達を信じましょう」
祈る気持ちで、映像を見守っていると
ウチの祈りをあざ笑うかのように
ベフィモスが空間一杯にミサイルを発射した。
「!?」
1つ1つが、八汰烏の3倍以上もありそうな
大型ミサイルが、巨大な壁のように迫ってくる。
その光景を見た瞬間、
ウチは息が詰まりそうやったけど、
オペレーターからの言葉を聞いて
次第に落ち着くことが出来た。
「ドローン1号機及び2号機。
攻撃体制に移行!
ミサイルの迎撃に入ります!!」
アキトの正面を飛行していた
2機のドローンが懸命にミサイルを迎撃。
道を切り開いていく………。
ドローンが撃ち漏らした奴を
アキトが撃ち落して行くけど、
それでも徐々に迎撃が
間に合わなくなってるのか
危うい所で回避する場面が増えて行く………。
そして………。
決定的瞬間が来た………。
他のミサイルの陰に重なるように
飛んできていた1発のミサイルを
遂にアキトが撃ち漏らした。
「アキト!!」
迎撃しそこねた1発のミサイルが
アキトの眼前に迫っていく瞬間を
見守るしか出来ない自分に
歯噛みをしていたら………。
「!?」
アキトに向かっていたミサイルが
突然アキトの数m手前で爆発した。
何が起きたのか、
直ぐには分からんかったけど、
その答えをオペレーターの人が教えてくれた。
「ドローン1号機『A・O・B』をパージ!!
急速回頭にて、アキト機のフォローに成功!!」
先程まで、ベフィモスを映し出していた
別モニターの一つが今はアキトを映していた。
オペレーターが言うように、
ドローンがアキトを守ってくれたみたいやった。
だけど………。
アキトを助ける為に、
『A・O・B』をパージしたうえ、
180回頭による減速は致命的やった。
急降下かしてミサイルを
やり過ごそうと懸命に回避しとった
ドローンに1発のミサイルが命中………。
飛行能力を失くしたドローンに
更に容赦なく大量のミサイルが殺到していった………。
最果ての世界で見る景色を
お読み頂きまして、誠にありがとうございます。
この度、何と!
初の『ブックマーク』と
『評価ポイント』を頂くことが出来ました!!
『 読み手 』から『 書き手 』になって
少しづつですが、話を書かせて頂いておりますが
まさか、これ程、嬉しい事があるとは………。
最初の頃は、
見向きもされないのでは?と
不安もありましたが………。
毎日変わらない時間に
足を運んでくださる方々や
評価まで下さった方が居るのは
大変励みになりますw
私が考えていた
当初とは大分趣が変わりつつある
最果ての景色ですが、
自分でも最後は何処に向かうのか
期待と不安で一杯ですw
まだまだ、
話は続いていきますので
これからも変わらぬ
お付き合いの程、宜しくお願い致します。




