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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 2
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EPISODE 2 - 19

その宣言を受け、連中が一斉に手に持っていた

武器で総攻撃を仕掛けてきた。


「ヤバイ!」


とっさに、ブース・ターを逆噴射させて、大きく後退したものの

予想以上に敵の弾幕が凄く、遮蔽物のないこの場所では

完全に回避することが出来ない。


「(どうにかして、被弾を最小限にしないと!)」


刹那の瞬間、必要最低限の箇所を防御する為、

頭部と胸部を腕でガードして、きたる衝撃に備える。


「………?」


何時まで経っても、鉛の雨どころか衝撃の一つ来ない。


不思議に思い、頭部のガードに回していた腕を退けると

銃弾が俺の数センチ手前の距離から、

見えない壁のような物に阻まれてるか、

全てあさっての方向に飛んでいく。


何で銃弾が俺を避けているのか、

最初理解出来なかったが、意外と直ぐに、その答えは分かった。

正面左に備え付けている、

機体のステータスモニターを確認してみると、

『陽電子リフレクター正常稼働中』と表示されていた。


どうやら最初に展開した『陽電子リフレクター』の効果により、

飛び道具の類を、『ほぼ』無力化してくれているようだ。


エミリーのおかげと言うか、何というか

『どう言った物』かは、理解しているつもりだったが

『どの程度の物』かまでは、理解していなかった。


まさか、ここまで物とは………。


その思いは、連中も一緒だったみたいで

発砲した全ての弾が、一発も命中しないとは

思いもしなかったようだ。


ただ俺の方も想定外だったのだが

連中………。どうやら、シールドの特性を

知っていたみたいで、一向に攻撃の手を緩めることは無かった。


このままでは、流石にラチが明かないので

挨拶代わりに、俺も一発ぶち込んどくか。


この状況下でも『紺色の機体』を攻撃するのは

躊躇われるので、代わりにターゲットを『エメラルドの機体』に変更。


遮蔽物が何もないのが、ここに来て功をなしているのか

敵の攻撃を気にせずに、自分の射撃に集中する。


半身の体勢になり、ハンドガンの『フェンリル』を再度構え直す。


ターゲットを『エメラルドの機体』に合わせ、トリガーを引く。


ここまでは、良かった。

ある意味では、予定通りの行動をした。

しかし、ここでまた想定外の出来事が俺に襲いかかる。

『初期装備』の『ハンドガン』と、

言うカテゴリーに完全に油断していたが、

この武器を『設計』・『開発』をしたのが、

エミリーの野郎だと言う事を完全に失念していたぜ………。


弾丸を発射した瞬間、どんだけの量の炸薬火薬を

薬莢に詰め込んだのか知らないが、

ハンドガンと言うよりは、対物ライフル並みの反動が襲ってきた。


俺が前まで使っていた外骨格なら

一発で間違いなく、腕がもげそうな反動を

余裕で殺しきっている、『八汰烏』も凄いが、

対物ライフル並みの弾速を回避した

『エメラルドの機体』に乗っている

操縦者も予想以上に凄いな。


ただ、後ろに居たメンバーは

反応が遅れてたのか、回避が間に合わず被弾。


外骨格の破片を撒き散らしながら、

遥か後方へ吹っ飛んで行った。


ここからでは、良く見えないが

被弾箇所の装甲が大きく抉れているように見える。


「………。」


まさかの威力に俺もだが、連中も絶句。

戦闘時にも関わらず、お互い攻撃の手が完全に止まってしまう。


初めて小説っぽい物を執筆させていただいております。

色々と手さぐりでやらせて頂いておりますので

至らぬ所も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。

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