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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 2
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EPISODE 2 - 18

遂に連中が、隔壁の切断を終えポイントC-3に入ってきた。


「侵入者に警告する!今すぐ、止まれ!!」


侵入してきた連中に、ハンドガンの銃口を向けつつ警告する。

改めて、連中と向き合って思うが、全員流石の練度だな。

ここまで、侵入してきただけあるぜ。

それにしても………。

「(多勢に無勢だな………。流石に、格好つけすぎたか?

今からでも、エミリーに通信して武器を貰った方がいいか??)」


早くも後悔で内心、冷や汗が止まらないが

ここまで来たら、後には引けない………。


少しでも、変な動きをしたら即座に攻撃に移れるように

連中の一挙手一投足に全神経を注ぐ。


「………。」


どれ位の時間、睨み合っただろうか?

いい加減、トリーガーに掛けた指が釣りそうに感じた時

先頭に立っていた、リーダー核の一人だと思われる、

『紺色の機体』に搭乗している奴から問い掛けがあった。


「お前は、『キーパーズ』か?」


「ん?『キーパーズ』??」


突然の問い掛けもそうだが、

声の感じからして女性だろうか?

それも随分若く感じるが………。

まぁ、外骨格を装備していて顔が見えないので

雰囲気で思ってるだけなんだが。


「(それでも、こんな精鋭チームのリーダーが

女性とは思わなかったな………)」


最初は何を言われているのか、

理解するまでに少し時間が掛ったが、

そう言えば、『八汰烏』と同調する時に

そんなワードが出ていたこと思い出す。


恐らく俺が眠っている時に、

エミリーが何らかの登録をしたんだろうが、その事だろうか?

正確な所は、戻ってからあいつに確認してみるとして、

今は、質問に答えとくか。


「俺もまだ正確には把握していないが、

恐らくその『キーパーズ』で、あってるはずだ」


敵の質問に律儀に答える義理はないのだが

何故か彼女の声を聴いていると

ひどく懐かしい気持ちになる………。


今は緊急事態で、連中が敵だと言う事は、

重々承知なのだが………。

それでも、彼女?に銃口を向けるのは躊躇われる。


「(取り敢えず、話し合いで解決してみるか)」


その事もあって、質問に答えたのだが………。


突如『紺色の機体』が、手に持っていたマグナムを発砲。


「!?」


とっさに、射線上から機体を反らし直撃を回避したものの………。


「ちょ…っ!え!?えぇぇええ!!」


彼女の急変ぶりに焦りが隠せない。

ただ質問に答えただけなのに、

まさか、一方的に攻撃されるとは思わなかった。


まぁ、お互い敵同士なので、

あながち間違った対応ではないのだが、

それでも、何故か懐かしさを覚える

声の持ち主に攻撃されると、

無性に悲しい気持ちになるのは何故なんだ?


「……パー……は、…て……破……る……」


「ん?」


別の事に考えていたせいか、

彼女?が何を言ったのか

ちゃんと聞き取れなかった。


「すまない。何て言ったんだ??」


改めて、聞き返すと。


「『キーパーズ』は、全て!!破壊する!!」


その宣言を受け、連中が一斉に手に持っていた

武器で総攻撃を仕掛けてきた。


初めて小説っぽい物を執筆させていただいております。

色々と手さぐりでやらせて頂いておりますので

至らぬ所も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。

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