EPISODE 2 - 16
ポイントに向かって、移動を開始する。
しばらく進むと、朱音の待機場所に当たる
ポイントD-1へ到着した。
「こちら、朱音。目的地点のポイントD-1へ到着や」
【こちら、ヤヨイ。2人の目標地点への到着を確認しました。
アキトさんは、そのまま予定通り、
ポイントC-3へ向かてください】
「こちら、アキト。了解しました。
連中の動きはどうですか?」
【目標は、ポイントC-1の隔壁を突破。
ポイントC-2へ侵入されましたが、
現在は、迎撃システムによって足止め中ですね。
アキトさんの方が、先に目的地に到着できます】
「ありがとうございます。
じゃあ、俺も直ぐに目的地へ向かいますね」
「アキト!死ぬなよ!!」
「あぁ!それじゃ、行ってくる!!」
ヤヨイさんとの定時連絡を終え、
目的地へ向かって歩き出した俺に
朱音が一言激励をくれる。
それに応えつつ、俺は指定された
ポイントへと向かって一人進んでいく。
それにしても………。
ここの施設自体、初めて見る場所のはずなのに
どう進めば良いのか、理解しているのはどういう事だ?
これも、あの野郎が
好き勝手に俺の体をいじくった
産物なんだろうか??
現状、助かってると言えば、助かってるんだが
これが終わったら、マジで覚えてろよ。
やり場のない、怒りがフツフツと湧き上がって来た頃、
ポイントC-3と書かれた、プレートが見えてきた。
ゲートを潜ると、広大な空間が広がっていた。
あいつに入力されたデーターによると
主な目的としては、採掘した資源を
一時的に保管する場所みたいだが、
今回みたいに、侵入者が居た場合、
迎撃に向かった、キーパーズのサポートルームになるらしい。
あたりを見渡してみると、正面にあるポイントC-2と
書かれたプレートのゲートが封鎖されていたのだが、
既に1/3が焼切られていた。
「どうやら、ヤヨイさんの目論見通り、
連中より先に到着したみたいだな」
連中が侵入するまで、もう暫く時間が掛りそうだ。
初めて小説っぽい物を執筆させていただいております。
色々と手さぐりでやらせて頂いておりますので
至らぬ所も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。




