EPISODE 8 - ??? 1179√ルリ・ヒスイ
まるで、
小さな子供を
あやす様な
感覚で、
私の背中を
叩き始めた。
私の背中を
優しく叩いている、
その一方で………。
もう
片方の手で、
私の頭を
優しく撫で
始めた。
アキトさんの
無事な姿を
目の当たりにした
事で………。
堪え切れずに、
涙を流してしまった、
私にも非があるのは
認めるのですが………。
一様では、
ありますが………。
此れでも、
成人を果たした
女性としての
プライドが、
あったりもする。
成人を
果たしたにも
関わらず………。
完全に
小さな子供を
あやしている時と
同じ状況になって
しまったのは、
看過する事が
出来なかった。
更に………。
今の、
この状態は、
ヒー君も
目撃をしていた。
幾ら、
色々な感情が、
頭の中で
渦巻いている
からとは
言っても………。
流石に
混乱よりも、
羞恥心の方が
勝ってきた。
少しでも、
早く………。
この
状況から
逃れる為………。
諸悪の
根源である、
アキトさんに
向かって、
抗議をしようと
考えたの
ですが………。
どうして、
なのか………。
この状態を
終わらせるのが
勿体ないと………。
残念
がっている、
自分も居た。
恥ずかしいと
感じている
自分と………。
もう少し、
此のままで
居たいと、
感じている、
自分………。
2つの
相反する
気持ちを
胸に抱えた
まま………。
次の行動を
取る事が
出来ないで
いると………。
涙を
流していた、
私の事を
あやしていた、
アキトさんが、
一言………。
『直ぐに、
会いに行けなくて
ごめんな』と………。
謝罪の言葉を
口にしてくれた。
只でさえ、
アキトさんの
無事な姿を
目の当たりにした
事で………。
自分の
感情を抑える事が
出来なかったの
ですが………。
アキトさんが、
口にした
謝罪の言葉を
耳にした瞬間………。
恥も外聞も
かなぐり捨てた、
私は………。
アキトさんの
胸に向かって、
自分の顔を
押し当てた
まま………。
『無事
だった
なら………。
どうして、
直ぐに………。
私達の元に、
帰って来て
くれなかったの』
と………。
自分でも、
無茶苦茶な事を
口にしていると………。
頭では、
理解をしているの
ですが………。
アキトさんが
死んで以降………。
私と、
ヒー君の
2人の日常が、
変貌して
しまった事を
考えると………。
どうしても………。
アキトさんを
責める様な言葉を
口にしてしまった。
アキトさんに
向かって、
責める様な
言葉を
口にした後、
私は………。
何度も、
何度も………。
アキトさんの
胸を叩いてしまった。
アキトさんの
胸を叩いているとは
言っても………。
力を込めて
叩いている訳では
無いので………。
物理的に、
アキトさんが
傷つく様な事は
無い筈だった。
この度は、
最果ての世界を、
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誠にありがとうございすm( _ _ )m
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これからも、
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皆様に提供出来ますよう
のんびりマイぺースなも、
精進してまいりますので
何卒、最後までお付き合いの程、
宜しくおい願いいたしますm( _ _ )m




