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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 2
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EPISODE 2

最初に思ったのは、『ここは何処だ?』と言うことだった………。

なんせ、右を見ても、左を見ても何も無い………。

ただ暗闇だけが何処までも広がっている。


「(何で俺はこんな所で寝てるんだ?)」


取り敢えず、寝ててもしょうがないので

起きようとしたものの、自分の体じゃないみたいに

ピクリともしない………。


「(それにしても、体が重い………。まるで水の中に居るみたいだ………)」


駄目だ。考えがまとまらない………。

何か大事な事を忘れているのに

それが何か思い出せない………。


「(俺は何をしていた?)」


最初は「ルリ」と「ヒスイ」の三人で

何時もの場所にピクニックに行った後

同僚の「カイト」が迎えに来て………。


「(そうだ。その後、任務に向かった俺達は、未確認の敵と遭遇して………)」


ふっと視線を戻すと眼前に紫色の機体が迫っていた。


「(奴だ!!くっそ!!どれ位、気を失っていた!!)」


気を失ったのは、数分か?それとも、数秒か??

どちらにしても、敵の目の前で気を失うのは死と同義だ!!


「(早く戦闘に復帰しないと!!)」


焦る気持ちとは、裏腹に俺の体は

言う事を聞かない………。


「(一体何なんだよ!)」


何とか上体を起こしつつ、自分の体を確認した瞬間

自分の目を疑った………。


腰から下は、重たい物でプレスされたかのように

骨と肉が入り混じって、原型を留めていない上

腹からは、直径30cmの鋼鉄の杭が突き刺さって………。


「うわああああああああ!!?」


あまりにも衝撃的な光景に驚き

急いで飛び起きつつ、胸や腹を確認する。


「はぁ………っ!?はぁ………っ!?」


だけど、触れど触れど

鋼鉄の杭が刺さっている感触も無ければ、

腹にどデカい風穴も空いていなかった。


「あれ?……夢……か………?

はぁあ~~~。マジでビビらせるなよな………」


取り敢えず、さっきまでの生々しい感触は

全て夢での出来事だったようでだ。

安心した途端、一気に体の力が抜けて行き

さっきまで寝ていた、ベットに倒れこむ。


「………ん?」


気持ちに余裕が出来てきたので

何となしに周囲を見回してみたんだが………。


「何処だここ??」


ど~見ても俺が住んでる、

コンクリートが剥き出しの狭い部屋ではない。

最低でも俺が住んでた部屋の5倍は広さがある。

この部屋には、俺が横になってるのと同じタイプのベットが

数台陳列されている他には見慣れない器具なんかもあった。


「と言うか………。よくよく考えたら………」


俺………。殺されたよな??


夢ではないが、確かあの時

奴に俺の武器で止めを刺されたはずだよな??


なのに生きてる??


「あぁあああ!!一体全体どういう事なんだ!?」


あの時の戦闘を思い返して頭を抱えていると

最初は気が付かなかったが、

壁に備え付けられている鏡が目に入る。


「はぁあ!!?」


鏡に映ってる『何者』かの姿を見て

今日、何度目になるか分からない驚愕の声があがる。


「えぇ!?これ、俺だよな??何でこんなに様変わりしてるんだよ!!」


普段鏡なんて見ないから自信がないけど、

記憶が正しかったら、前は

髪型は『耳に軽くかかるくらいの長さ』で

色は『薄い茶色』、眼の色は『黒色』だったはずだが

今はどう見ても、髪が『肩甲骨くらいまでの長さ』で

色は色素が落ちてるのか、『くすんだ白?』になっていた。


「それに、この『眼』はなんだ??」


パッと見分からなかったけど、

良く見たら、小型のカメラ見たいな作りになっていた。


「所謂、『義眼』って奴だよな??」


訳が分からない!!

寝て起きたら、知らない場所にいるは

色々様変わりしてるは!!


俺は一体『何をされた』んだよ!?


初めて小説っぽい物を執筆させていただいております。

色々と手さぐりでやらせて頂いておりますので

至らぬ所も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。

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