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最果ての世界で見る景色  作者: ルカリナ
EPISODE 1
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EPISODE 1 - 12

「アキト!後は頼んだぞ!!」


チャージのタイミングを完全に把握していたのか、

唐突にアッシュが俺に向かって、声をかけてきた。


「アッシュ?」


「そして化け物!!これが俺達の本気だ!!!」


次の瞬間、アッシュが装備している『強化外骨格』の

ジェネレーターを暴走させる。

次の瞬間、行き場を失った膨大なエネルギーは、

奴を巻き込んだ大爆発へと転じた。


「アァァァァァッシュュュュュ!!!」


アッシュが、送った二度目の『合図』の瞬間、

俺はブースターを点火。


一瞬で最大加速へ突入した俺は

奴に向かって猛スピードで突撃を開始する。


数歩地面を踏みしめた頃には、右腕に装備している

「パイルバンカー」を起動。

残り数mに達した瞬間、大きく跳躍しつつ

右腕が背中に隠れるくらい、上体を逸らす。


何度も繰り返し使っているうちに、

培ったパイルバンカーが最も威力を発揮する最適な間合い。


それを今………。


目の前の奴に向かって、発射する。


撃鉄が薬莢を叩き、炸薬火薬に点火。

音速を超えるスピードで、繰り出される全長1m直径30cmの

鋼鉄の杭が奴の胸部装甲にヒットする。


が………。


「(なに!?)」


本来なら、操縦者もろとも装甲を貫通するはずの

鋼鉄の杭は、奴の装甲を数センチ凹ましただけで

貫通に至らなかった………。


「(マジかよ!)」


まさか、貫通しないとは思わなかったが

いくら『固い』といっても、対物ライフルの10倍の威力だ!

衝撃だけで、動けないだろ!!

貫通しなくても、装甲にはダメージが入ってるんだ………。

だったら………。


「(貫通するまで、ぶち込んでやる!!)」


一瞬動揺するものの、再度パイルバンカーの装填準備に入る為

右腕を引こうとした瞬間………。


奴に腕を掴まれると同時に肘から先を切り飛ばされた。


「………え?」


一体………。何………が………?


右腕を切り飛ばされたのもそうだが、

一瞬で動き出した奴への対応が遅れる。


その隙を奴が見逃すはずもなく

俺の腕を切り飛ばした左腕で

そのまま強烈な裏拳を貰う。


「っぐ!」


そこからは一方的だった………。


真横に吹き飛ばされたと同時

地面に叩き付けられたと思ったら

次には強烈に蹴り上げられ、上体を無理やり起こされる。


「(ヤバイ………。この……ま……ま…じゃ……)」


このままじゃ、ただ嬲り殺されるだけと分かっているが、

ダメージが大きすぎて、既に指一本真面に動かすこともできない………。

首を掴まれた状態で、最後に見たものは

奴が俺の胸に向けて、パイルバンカーを発射している所だった。


すさまじい衝撃が体を駆け抜けたと時には

体からあらゆる力が抜けて行く感覚に襲われた。


初めて小説っぽい物を執筆させていただいております。

色々と手さぐりでやらせて頂いておりますので

至らぬ所も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。

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