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異世界最強の自宅警備員  作者: 親交の日
第九章 パクス・ドラゴニア
124/140

9-10 DIM包囲網

 



 ーーーオリオンーーー


 アクロイド王国が降伏したとの報告は、さほど時を置かずに帝都にもたらされた。これはすぐに国民にも報せ、戦勝を喧伝する。おかげで帝都はお祭り騒ぎだ。

 クレアは無駄な混乱を招かないよう、帝国軍は占領軍の司令部を護衛する部隊を除いてすべて王都郊外へ駐屯させているという。いい判断である。治安維持は旧アクロイド王国軍(司令官アダムス)に任せ、帝国軍は城門の占拠に留めていた。これなら、万が一にもアクロイド王国が反抗した際、戦力を素早く送り込める。こうした危機管理をしつつ、市井の生活を乱さない素晴らしい措置だ。


「陛下。此度はおめでとうございます」


「ありがとう、イアン。だが、それは大本営に言ってやれ。今回、朕はほとんど関わっていないからな」


 祝辞を述べるイアンに、俺はそう返した。実際、今回の戦争はほとんどノータッチだった。やったことといえば防衛計画の策定くらいのものだ。


「陛下がお褒めになっていたことは伝えておきます。ただ、本人たちは色々と反省している様子でした」


「聞いている。補給が滞ることが何度かあったようだな」


「はい。現地で調達したことも何度かあったようです。数日でしたからなんとかなりましたが、これが長くなると厳しいかもしれません」


「対策を協議しなければならないな。まあ、その点は任せよう。ただ、今度の第二段作戦はこの地よりも遥かに広大な華帝国本土になる。補給には細心の注意を払うよう、今一度伝えておけ」


「はっ」


 指示を受け取ったイアンは下がっていった。そんな彼を見送った俺は執務に戻る。戦争をしているので量が多い。だが、もうすぐ俺は帝都を離れるので致し方ないといえた。

 今回の戦争は二つの段階に分かれている。すなわち、アクロイド王国を相手にする第一段階と、華帝国を相手にする第二段階だ。前者は完了し、ついに第二段階に入ろうとしているのが現在の状況である。

 そして、この第二段階はーー別の大陸で戦争するという意味でーー帝国がはじめて経験する戦争だ。そのようなものに今まさに臨もうとしている将兵を鼓舞するため、ブレストに俺(皇帝)が親征することになっていた。あとは、西へ行くついでにアクロイド国王に会って戦後処理を終わらせる。

 そのような事情があって、俺は夜遅くまで忙しい日々を過ごした。執務室を出て奥の生活空間に戻れば、そこにはいつもシルヴィがいた。彼女もまた大本営総長として、ブレストに行く。事務仕事はかなりの量のはずだが、俺より早く終わらせ、帰りを待っているのだ。


「疲れているだろ。俺を待たずに早く休めよ」


「お気遣いありがとうございます。ですが、ご心配なく。オリオン様のお顔を見ると疲れが吹き飛ぶのです」


「……そうか」


「はい」


 こちらが気恥ずかしくなることを平然と言うシルヴィ。思わず顔が赤くなる。年甲斐もない。もう三十路だというのに……とかいうと、怒りそうな奴らを知っているので黙っておく。現代日本ではまだまだ現役バリバリといえる年齢だが、この世界では、その年ごろの女性は『おばさん』に分類されるからだ。


「オリオン様。お茶は如何ですか?」


「貰うよ。シルヴィが淹れるものはとびきり美味いからな」


「ふふっ」


 俺の賛辞に、シルヴィは朗らかに笑う。彼女は本当に、こういう上品な仕草が板についてきた。そのルックスも相まって、二束三文で売られる奴隷だったとはとても思えない。もしこうなるとわかっていれば、金貨数百枚の値がついただろう。……まあ、それも過ぎたことだ。

 そんなことを思っているうちに紅茶の用意が終わっていた。ひと口飲むと、心が安らぐ。一日の疲れが吹き飛ぶようだ。使用人が淹れてくれる紅茶は美味いが、シルヴィのそれはやはり格別。不思議だが、理屈はどうでもいい。


「オリオン様。今日も一日お疲れ様でした」


「ああ。シルヴィもお疲れ」


「明後日はいよいよ出陣ですね」


「そうだな。とはいえ、俺たちはブレストまでだが」


「本当は前線へ行きたかったのですか?」


 シルヴィの質問に、俺は首肯した。


「戦争だからな。他人任せにして、自分は安全地帯にいるなんてことはしたくない」


「ですがーー」


「わかっているさ。今回は、俺がいなくなっても帝国が回っていくか試す絶好の機会。だから無闇に口を出すべきではない、だろ?」


「はい」


「それはわかってるんだけどな。気持ちの問題だよ」


 落ち着かないものは落ち着かないのだ。そう言うと、シルヴィは突如として居住まいを正した。何事かと思っていると、拳骨が飛んできた。……まあ、ポカッと軽く叩いた感じなので物理的には痛くもなんともないのだが、精神的には痛い。出会ってから二十年ほど経つが、こんなことは初めてである。


「オリオン様。ご無礼を承知で申し上げます」


「あ、ハイ」


 シルヴィの迫力に、思わず丁寧な口調になる俺。そこからお説教が始まった。


「オリオン様は今や、この国の柱石たる皇帝なのです。そのようなお方が、軽々しく前線に出ていいはずがないではないですか!」


「いや、しかしだなーー」


 俺は反論を試みるが、シルヴィに遮られる。


「『しかし』ではありません。人にはそれぞれ役割というものがあります。私はオリオン様をお守りすることだと思っていますし、アリスさんはフィラノ王家の血を残すことだったのでしょう。では、オリオン様の役割は何なのでしょうか? それは皇帝としてこの国の礎を築き、次代に引き継ぐことです」


「それならもうエリザベスたちが……」


「ええ。あの子たちならやっていけるでしょう。ですが、それはオリオン様あってのことです」


「……俺が?」


「あの子たちができるのは、オリオン様が見守っていてくださるからです。だから安心して挑戦できるのです。ひとりでやるには、まだ経験が不足しています」


「まさか」


「そのまさかなのです。それに、子どもたちはオリオン様を敬愛しています。もし敵に討たれるようなことがあれば、敵討ちと称してこの世から葬り去ろうとするでしょう」


「……とても、信じられないな」


 苛烈な想定に驚き、ようやく絞り出した答えはそれだった。あの可愛い子どもたちが第六天魔王(織田信長)も真っ青な破壊者になるなんて、信じられない。


「では、嘘だと思われますか?」


「そう思いたいけど……」


 俺は言葉を濁し、肯定も否定もしなかった。判断を下すための材料がないからだ。しかし、エリザベスが『結婚はお父様くらい優れた人としかしない』と言ってはばからないように、俺をかなり慕っていることについては納得がいく。であれば、天秤は少しくシルヴィの方に傾くこととなる。


「私の考えはあくまでも推測ですが、かなり正しいと思いますよ。とにかく、そういう可能性がなきにしもあらずなのですから、ご自重ください」


 と、注意された。俺はわかったと答え、改めて自分の立場を考え直すきっかけとなった。


 ーーーーーー


 シルヴィに諌められ、今後の俺の在り方について考えるようになった。とはいえ、月日は関係なく過ぎるもの。出立の日が訪れた。

 城に近い場所にある演習場に、護衛の近衛師団が整列している。各部隊から選りすぐりの精兵であり、長身かつ容姿端麗というスーパーエリートの集団である。それを率いるのは、男よりも男らしい麗人ベリンダ。先代のシルヴィといい、近衛師団の長に相応しい人物だ。

 そんな演習場には、数万の民衆も詰めかけている。近衛師団と、嬉しいことに俺をひと目見ようと集まったのだ。その混雑度合いは、足の踏み場もないほど。一歩動けば、誰かの足を踏むという密度だ。

 そんな大群衆のなかを、俺は白馬に乗って進む。前後には供奉のエドワードとメアリーに率いられた近衛第一歩兵大隊が四列縦隊を作って行進している。その後ろには、皇太女エリザベスと、彼女を守る近衛第二歩兵大隊。さらにその後ろに、シルヴィ以下同行する軍首脳が続いている。

 整列した近衛師団の前を通過するとき、彼らは一斉に敬礼した。何度練習したのか、その動きは一糸乱れず揃っている。俺は馬上から答礼しつつ、彼らの前を過ぎ去っていく。その間、集まった群衆からの歓声が鳴り止むことはなかった。

 こうして盛大に行われた皇帝の出陣式だが、ではこの先ずっと騎乗するのかといわれれば答えは否だ。馬車に乗る。子どもたちに先導された先には、二列縦隊を作った近衛騎兵が待っていた。隊列は前後に分かれており、その間に俺が乗る馬車が停めてある。馬から馬車に乗り換えるのは、俺とエリザベス、シルヴィの三人。乗り込んだのを確認したベリンダが、


「前進ッ!」


 と手を振り下ろす。各隊はそれに応え、予め決められた順番に従って進発。行列は、アクロイド王国の王都へ向けて進み始めた。

 旅程は五日。標準的か、やや早い程度だ。効率重視でいきたいのだが、これも帝国の余裕を示すセレモニーのようなものだと我慢する。

 その間、ぶっちゃけ俺たちは暇だ。これ幸いと親子水入らずでゲームにでも興じようかと思っていたのだが、どうも俺の考えは不真面目だったらしい。というのも、エリザベスは俺に今回の戦争について質問してきたのだ。


「何もこんなときに訊かなくても……」


「いえ。お父様は普段お忙しいですから」


 気を遣ってくれてありがとう、娘よ。だがな、父は忙しいことはひとまとめにやって、暇なときは思いっきりダラダラしたい派なんだ。そんなことを正直に言えればいいのだが、やはり『カッコいいお父さん』でいたいのが男親。ついつい笑顔で対応してしまう。


「それで、何がわからないんだ?」


「お父様の構想が。えーっと、『DIM包囲網』でしたっけ?」


「ああ。そのことか」


 先日、ふと思い浮かんで何気なく口にした言葉だ。華帝国を囲む三つの国ーー竜帝国、イディア、モルゴーーからアルファベットの頭文字をとって名づけた。それの意味する構想が、彼女にはいまいち理解できなかったのだろう。この程度のこと、喜んで説明しよう。


「簡単にいえば、多数の国による包囲だな。昔、俺たちもやられただろ?」


「ナッシュ大王国、教国、アクロイド王国が連合したあれですね」


「そうだ。あの理解でいい」


 要は言い方の問題であって、図式としてはとても単純だ。スケールが部隊ではなく国単位となった包囲殲滅戦とでもいうべきか。


「ですが、それだと私たちがやったように、防がれてしまうのではないですか?」


「はははっ。それは無理だ」


「なぜでしょう?」


「俺たちがやったように防ぐには、迅速な部隊移動を実現しなくてはならない。だが、それには華帝国は広すぎる」


「予め防備を固めている可能性は?」


「諜報によれば、それもない。また、しばらく俺たちに注意が向くことはないだろう。なにせ、西から天敵が迫っているんだからな」


「モルゴとイディアですね。では、レオノールお母様に両国の動きをリークさせたのもーー」


「この作戦の一環だ」


 正解を言い当てたエリザベスを褒める意味も込めて、にやりと笑う。それをみた彼女は悪い人、とやはり笑いながら言った。


「これくらいは為政者としては当然だ」


 為政者は小悪党にこそ務まる。子どもになんてことを教えるんだと非難されかねないことを承知して言うが、彼ら彼女らには悪ガキや悪女になってほしい。政治は、そのようなものの集合体だ。常に何かを企んでいる。外部に発信しているほど綺麗ではない。煌びやかな宮廷で、実際は血みどろの政争が繰り広げられているように。

 今回は、あえて他国の軍事行動を教えることで注意をそちらに向ける。チャン将軍は、敗軍の将とはいえ皇帝の側近だ。発言力はそれなりに残っているだろう。彼は自身の名誉挽回を期して、両国の侵攻を声高に喧伝するはずだ。トラウマ持ちの国が攻めてくるとなれば、蜂の巣を突いたような騒ぎになることは明らか。軍勢も、西へ全力を向けるだろう。こうして手薄になった東から攻め込み、被害少なく戦争を進める。それが俺の戦略だ。

 エリザベスの質問に答えたり、子どもたち(年長組)と久しぶりにご飯を食べたりと、旅路はなかなかに楽しいものだった。いい気分のままアクロイド王国の王都へ乗り込む。


「「「陛下。長旅お疲れ様でした」」」


「ああ。三人ともご苦労」


「「「ありがたいお言葉にございます」」」


 王都に駐屯する帝国軍を率いるリアナとカレン、使者として派遣したレオノールが出迎えてくれ、俺は彼女たちに労いの言葉をかける。なお、この場にいないクレアは既に主力を率いてブレストに向かっていた。そこで渡海の準備をしている。


「占領行政はどうなっている?」


「アダムス殿が警備隊(旧アクロイド王国軍)を率いて万事滞りなく」


「ネイサンは念のため軟禁しています」


「よし」


 満点の対応だ。取り締まりにあたっているのが同じ国の人間なので、反発も少ない。裏切られてはたまらないので、厳重な監視の下に行わせるが。

 王都での滞在予定は一日。その間に降伏条約を締結する必要がある。とはいえ、その辺りはすべてレオノールがまとめているわけだが……。心配事といえば、彼女との交渉でアクロイド王国の人間が廃人になっていないかだ。

 俺は横を歩くレオノールに問いかける。


「手加減はしたか?」


「……しました、よ?」


「疑問形の上に目を逸らすな」


 思わずつっこむ。していないらしい。……マジで大丈夫か?

 心配になりつつ、会談場所に到着した。そこには先客がいる。


(ネイサンです)


 側にいるレオノールが小さな声で教えてくれる。なるほど。プロフィールでは俺とほぼ同年代。なんとなく親近感が湧く。ただ、その姿は四十代、五十代と見紛うばかりに老けていた。……サバ読んでた?


「お初にお目にかかります、皇帝陛下。私がアクロイド国王、ネイサン・アクロイドでございます」


「竜帝国皇帝、オリオン・ブルーブリッジだ。朕は回りくどい交渉が好きではない。ゆえに単刀直入に訊く。王位をカレンに譲るという降伏条件を呑むか否か?」


「もちろん、お受けいたします。ただし、陛下より今一度、我らの無事の確約を頂きたいのです」


 と、ネイサンは注文をつけた。命の保証とは器が小さいーーと思うが、この時代は殺されても文句はいえないのだと思い出す。ならば責めるべきでもないか、ということで特に何も言わなかった。


「いいだろう」


 その要請を受け入れる。大人しくしていてくれるのであれば否はない。……いや、もう少し首輪をつけておくか。


「加えて、そなたを一代限りではあるが、侯爵に叙爵しよう」


 爵位による保証。まあ俺のひと言でどうとでもなるものだが、それでもゼロよりは安心できるだろう。


「あ、ありがとうございます」


「うむ。……では早速、国に命令を出してもらう」


「はっ。しかし、譲位の式典には色々と用意がーー」


「違う」


 変な勘違いをしていたので否定する。


「は?」


 何言ってんだこいつ、とばかりに俺を見てくるネイサン。嫌な感じがするが、俺も言葉足らずであったので責めはしない。


「譲位はこの戦争が終わった後だ。命令というのは、我々がこの地を統治しやすいよう、軍政官に全権を委任するものだ」


 この命令の狙いをひと言で表すなら、統治を円滑にするためにネイサンから命令を出して欲しい、という感じになる。これからアクロイド王国を帝国が占領統治するわけだが、民たちからの反発は必至。それを少しでも和らげられたらと思い、国王からのお墨付きを得ようとしたわけだ。武力に訴えるのは最終手段。あくまでも我々は法治国家である。


「なるほど。わかりました」


 ネイサンはすぐに命令を出した。これで残すは占領統治する責任者(司令官)を任命するだけである。誰にするかは、もう決めてあった。


「任せたぞ、エリザベス」


「わかりました」


 ということになった。これまで十分な実績を上げているし、行政官として申し分ない。軍人としても、大きな戦いを多く経験している。予想される反乱も適切に処理してくれるだろう。


「不満かもしれないが、我慢してくれ。お前が後ろにいてくれる……そのおかげで俺は前線の指揮に集中できるんだ」


「はい。絶対にお心を煩わせるようなことは起こしません」


 エリザベスの声にやる気がみなぎる。俺は満足して頷いた。


「わかっているとは思うが、アダムスとの協力は欠かすなよ?」


 やっぱり少し心配になって、言葉をつけ足す。すると、エリザベスに笑われてしまった。過保護ですね、と。むう……。

 ともあれ、これでアクロイド王国でやるべきことは終わった。夜には宴会が開かれたが、特筆すべきこともない普通の宴会だ。

 翌朝、俺は近衛師団(エリザベスに預けた近衛第二旅団を除く)を率いてブレストに向かう。王都に残存していた部隊も一緒だ。

 ブレストでは例によってクレアたちに出迎えられた。司令部として接収しているアクロイド公爵家の別邸で状況説明を受ける。


「現地の諜報員からの連絡によれば、モルゴとイディアの動きに驚いた華帝国は国中から兵力を集めています」


「予想通りだな」


 俺は事前の想定通りに進んでいることに安堵する。被害担当としてモルゴとイディアに華帝国をぶつけた。そのために情報をリークしたのだ。やっていることは非難されるべきかもしれないが、こちらは真正面からぶつかっているのだ。あちらだけ無傷でいいとこ取りは許さない。人的資源を対価として出してもらう。……まあ、モルゴとイディアという凶悪な組み合わせに華帝国がどれだけ善戦するかは未知数だが(負けるとは微塵も思っていない)。


「先遣隊として海兵師団を向かわせました。また、第二陣として三個師団が待機しています」


「再編制は順調か?」


「はい。三日後には、さらに二個師団の補充が完了する見込みです。動員予定の全師団が補充を完了するのは……およそ半月後になります」


 クレアは質問に遅滞なく答えてくれる。この打てば響くようなやり取りが心地いい。

 作戦計画では、十個師団(総兵力十七万)をミーポーに送ることになっている。なお、ブレストの守備は近衛師団が担当し、帝国本土は各師団の留守部隊が担当していた。

 現地軍の総司令官にはクレア。皇族としては唯一の出征だ(他の皇族は近衛師団に所属しているため本国に残る)。第一軍司令官にレイモンド・キャンベル大将。第二軍司令官にリアナ。そして特別に編成したアクロイド支隊司令官にカレン。これが主なメンバーだ。そしてもうひとり、とっておきを派遣することになっていた。きっと活躍してくれることだろう。

 戦争を終局に導くべく、帝国軍は反攻作戦を開始した。




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