月下の一群 若冲 作者: 濱野乱 掲載日:2016/05/05 深き曙、啼かせたい。 星屑を蒔こう、夢は覚めない。 深き曙、甘い後光が指す庭、鬼神にも似て 仏おわすお庭、釈迦如来、法華経を囀り 舌先三寸 九十九折 雀らしく 深き曙、啼いておくれ。鳳凰如何に問わず。冠頂くその頭上。 朝にニ羽昼にニ羽晩にニ羽。絞める縄は一本足りて。 深き曙啼いてはくれぬか。 深き曙日暮れに触れる。冠いとしゅうてならぬ。あさきゆめみし。 冠切らす頃には、寺に詣でる支度をする。 深き曙お前に会う支度をする。