7話 〜高い所からモエです〜
「アサミぃ、マサユキは明日大丈夫だつて?」
「うん、バッチシよっ!」
「おおっ!ミナたちもOKで、キョウは……まっいっか?」
「ちょっ!?おいっノリさんっ、マチダもちゃんと行きますよ!」
「ふ〜ん……なんか残念と……」
酷っ!
まぁキョウちゃんなら軽く流してくれるかぁ?
「で、店長たちもOKとして……モエは?」
「はぁい、タダシさんと行きますよっ、あとススムくんたちもOKですって」
へぇ〜、モエちゃん結局……
「そんで?」
え!?私っ?
「私も行きますよっ」
「え〜とぉ……誰と、、、」
「1人ですが、何か?」
「別に……」
「何か仰りたいような顔ですがっ?」
「いや、アユミもついにモエに見放されたな?と思って……」
グサっ!
「ちょっとぉ!そんな……」
「ああ〜ごめんなさ〜い、アユミちゃん。そんなつもりじゃないんですけどぉ、置き去りにしちゃってぇ〜……てへっ」
「ははっ、モエも上からいくね」
きっさまあっ!喧嘩売っとんのかぁ?
ちょっ!?
なに2人でハイタッチして『イエ〜イっ』じゃないんだよ!
ムカつくわぁ〜。
「じゃ、まぁ予定通りだな?」
「じゃあ、みなさん明日は現地集合ということで……」
はいっ、ニワトリが鳴きましたっと!
「ナミ、晴れて良かったね?」
「ホントいい天気だねノリちゃん」
「ちょっと早すぎたから……あそこでちょっと呑んで待ってるか?」
「そうだね、あそこならみんなが来たら見えるしね?」
「あ、2人です」
「あれ?アユミちゃんじゃない?」
「ホントだぁ?」
「早かったじゃん?」
「あ!?こんにちは」
「ここいい?」
「もちろん」
「生2つ……あ、3つ下さい」
「じゃあ先に、かんぱ〜いっ!」
「あ?ノリさんにつられて私も呑んじゃった」
「はははっ、私も……」
「ナミは自主的にだろ?」
ま、3人ともね!
「でも、こんないいところがあったんですね?」
「う〜ん、観音崎もいいけど、ここも穴場的な……」
「花も咲いてて綺麗だしね?」
「さっき向こうの入り口から来たんで、ぐる〜と回って来たから、たくさん花が見れましたよ」
花の国かぁ?
私は初めて来たなぁ……
「おっ!集まって来たね」
「じゃあ、私お店の人に挨拶してくるから、ノリちゃんまとめて……」
「分かったよ」
「あ、私がだ……」
「いいよ、アユミちゃん。みんなには内緒ね!」
「じゃあ、ご馳走さまです」
お言葉に甘えて、ありがとうございます。
「みんなすぐ分かった?」
「私たちはこの間来たもんね?マサくん」
「そうなんだぁ?じゃ違うとこのが良かったかな?」
「いや、また来ようねって話してたから丁度よかったですよ」
「そうか、見晴らしがいいしね」
ホントぉ、海が見渡せる。
気持ちいい〜!
「やっほ、、、」
あれは山か……
「じゃ、準備もできたことだし、開会の挨拶をモエに頼もっかなぁ?」
「ええっ?私ですかぁ……よぉし、じゃあ、あっあ〜、今日はお日柄も良くぅ〜諸君もぉ〜」
謎に上からスピーチかっ?
「やっぱいいや呑もっ、かんぱ〜いっ」
「ああ、マスターぁ酷ぉ〜いっ!」
はは、モエちゃん校長か何かに……
それはさておき、私も食べて呑むぞぉ!
「あれ!?美味しいじゃん。いいかもね?ここ」
「ホントだねキョウ。あんま期待してなかったけどね」
「マチダはもぉ、興醒めするし失礼だよっ。呑んで美味しく食べようよっ?」
「そうだよね、ミナ。こういうのは雰囲気も込みで、美味しく楽しくだから」
マモルくんもみんなも楽しそうでなによりだ。
ん?何ですかノリさん……
「あの木の上とかからさ、トンビが狙ってる時あるから気をつけて」
「まじで……ヤバいですね。時々見ていよ」
あぁ、空にもグールグルと……
「ソーセージもらいっ」
「あっ、イズそれ俺の?」
「早いもの勝ちぃ〜」
「じゃあこっちの蛤をっ」
「はいっ、いただきぃ〜」
「あぁ、先輩!横取りっ」
「へへ、はいっアユミちゃん。あんまし食べてないでしょ?」
「あ、ありがとうカズヤさん」
おっ?いつの間にか日本酒が?
恐るべしナミさん。
そして、蛤と共に……
「うんめぇなぁ〜!」
「!?」
「アユミちゃん?」
あ!?ヤバっ、つい……
「はははっ、開放感半端ないねっ?」
ははははははつ。
「あれっ?タダシ、モエは?」
「ホントだ?トイレか……でも黙って行くはず……」
「うわぁ、助けてぇ〜!」
「ん?どこだぁ?モエーっ!」
「あっ?いた!」
「えっ!?嘘っ!」
「いやぁ〜下ろしてぇ〜!」
「モエがトンビ……喰われた!?」
そんな訳あるかっ!
完




