2話 〜はいけい〜
「なになに?今日は……」
はぁ〜!!何だこの張り紙は?
〜お願い〜
誠に勝手な柄、本日は禁酒デえ
といぃて板だきます。
皆さま型のご理解とご恐竜を、
お願いもうし
決まりですからね!
ぴいS
そのかわり、食べもんはさあビスと指して板だきます。
軽薄
マスター 女将
「何て書いてあるんだ?」
あっ!?あ〜そういうことねぇ?
ノリちゃんもオツだなぁ?
しかし敬白だろ?
チリン、チリン、
「あ?店長」
「よおっ!」
「まだ呑んでないね?」
「うん、真っ直ぐ来た」
「真っ直ぐ帰んなさいっ!」
ははっ、店の人が言うことか?
「読んだ?アレ……」
「えっ?何聞こえないよ?」
「だから、外のやつ」
「何やってんの?アンタたちはっ」
いや、なんかノリちゃんが小声で、、、
「お通しと、ビールでいいんでしょ?」
「えっ!?あ、うんナミちゃん」
「で、アレはいつ言えばいいの?」
「え?何が、、、」
いや、書いてあったし?
「ま、呑んじゃうか?」
「店長ぉ、呑んじゃダメじゃん」
「え?何でぇ?」
「書いてあったでしょ?外に」
えぇっ?
いや、何だか良く分からないよアレは?
「だから、店長まで付き合わなくていいですよ?」
「え、何?ナミちゃん」
「だから、言ってみてよ何て書いてあったか?」
「ノリちゃん、ナミちゃんここにいるから小声じゃなくてよくない?」
「あっ?そうか」
「真顔だ、この人?」
素で気づいてなかったのか?こいつ。
「えっと、じゃあ行くよ?」
「うん、早く言ってみて?」
「禁酒でえ!」
「……」
「はっ?店長もう呑んでんじゃん?」
「はっ?いや、そうじゃなくてナミちゃん。もっかいやる?禁酒でえっ!てやんでぇ!てか」
「いや、店長って江戸っ子じゃないよね?」
「うん、違うけど?だって……」
「何言ってんだろね?店長は?」
いや、だってさあ……
「あっ?それよりサービスの料理は?ちょうだい早く」
「え〜、店長ぉ今のギャグで奢れってこと〜?」
いやいや、そうじゃなくてナミちゃん!
「やっぱ、軽薄なんだ?」
チリン、チリン、
「いらっしゃい、モエちゃんっ」
「禁酒っでえっ!」
「は?」
「モエちゃんまで、どうしたの?」
「お前何か拾って喰ったべ?」
「ひどぉい。そんなことしまっせんよぉ!でもコレでお料理ゲットっだじぇ!」
「お前まで何言ってんだ?」
そおだよ、そおなんだよぉ、モエちゃんは正しいんだよぉ?
だって書いてあったもんな?
「はいモエちゃんどうぞっ」
「ありがとうございます〜、女将さんっ」
「結局、呑むのな?人がお願いしてんのに」
「お願いって?マスターぁ」
確かにお願いみたいなことは書いてあったけど……
「しかし、今日はお客さん来ないわね?」
「みんなは、お前のことを思ってくれてんだよ?モエとは違うよ」
チリン、チリン、
「ナミちゃん、何あの貼り紙?」
「アサミちゃんいらっしゃい。貼り紙?」
「え?ドアに……」
あ、この子は言わないんだ?
サービス目当てに1番いいそうだったけど?
「あれ、何コレぇ〜?アンタか」
「いや、お前が明日検査で呑めないからと思って」
「いや、そうじゃなくて、何て書いてあんの?」
「読めば分かるじゃん?」
「分かんないから聞いてんのっ!」
「いやだから、今日は禁酒デーとさせて頂きます……」
えぇっ?
全然違うじゃん?
「それで、店長とモエちゃんは、何て言ったっけ?」
「はい〜、禁酒でえっ!って言いました」
「そんで、ただ飯くれると?」
「だってそう読めたから?」
「で、店長は?」
「え!?あ、いや、ナミちゃんに気を遣って、呑むのを控えましょうみたいな?と、、、」
「そうじゃないでしょお?」
「てやんでぇ!まで付けて、その上早く寄越せとか人を軽薄だとかぁ——」
「いや、寄越せまではぁ……」
軽薄は言ったけど、、、
「その点、アサミは偉いなあ?1番引っかかりそうな、お前がなぁ?」
「ナミちゃん、私悪くないのに、1番ディスられてるよっ?」
「ははっ、お前はそーゆーキャラだわっ!」
「ノリちゃんっ!アンタのせいでしょ?お客さん連れてくるまで——」
「ま、俺たちは呑も?ノリちゃんはほっといて」
「俺にもちょうだよぉ?」
おっ、ナミちゃんが来たぞぉ?
「お前は禁酒でぇっ!」
完




