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居酒屋なみのり  作者: マメ
居酒屋なみのり2

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16話 〜寂しかったから〜


「店長なんかはさぁどこ行ってたの中学とか高校とか遊びに?」


「俺地元じゃないし」


「あっそっかぁ?」


「ナミも違うしなぁ?」


「アユミも越してきたし、オメェもアレだし」


「マスターそれだと誰が何だか分からないヨォ」


「今ので分かっただろ?」


相変わらず酷いよぉ〜?マスター。


モエちゃんも、がーんばっ!



「そっかぁ?じゃ誰も共感出来ねぇなぁ?いいよ、俺1人で呑むから」


ん?急にどうしましたか、マスター?


て?あれ!?


「マスター、こっちの少しちょうだい」


「いいぞ、呑めのめ」


「ありがとうございます、マスター」


おいっ!小声で喋っても聞こえる近さだぞ?


しかも猫背まで作ってさ。


「隊長!アユミが何か感づいたようでありますっ!」


「そうか?コレ持ってあっちの席に行こうっ」


「ラジャー!」


「スタスタすたっ、スタスタすたっ」


「おいコラっ!」


「うわぁ〜ん、アユミちゃん引っ張んないでぇ〜」


「モエぇーーっ!」


「マスターぁ〜!」


「いつまでやるんじゃ?」


まったく、何?この悪ふざけっぷりはっ!


そんで、ナミちゃんも見て見ぬふり。


うーん、他の人たちも……もう、空気やんっ!アンタらっ、、、



「いやぁ、またやろうねモエ」


「そうですねマスター。もうアユミちゃんしか引っかかってくれないけど……ですが」


いやいや、引っかかるとかないでしょ?今のに……ええ!?


どんな感覚なの?モエちゃんて、、、




「ナミ〜もう出来たぁ?」


「あ”ぁ?まだぁ!もっと遊んでなさい」


あ!?そーゆーことねぇ?


急かされるよりは遊んでろ?と……ふーん?


て、アンタらは小学生かっ?



ちょっと待って、出張から帰って来てやっとの「なみのり」なんだから……


私にもゆっくり一杯目くらいわぁ?


と、


「あぁ、美味しいっ!生き返ったぁ?」


「た、、、隊長!まずいことになりましたっ?」


「どうしたモエっ?」


「ゾンビが生き返りましたっ。レーザーガンの使用許可を!」


「よしっ、良いぞ。やれっ!」


ん?スタスタすたっと——ナミちゃん?


「良い加減にしろっ」


「あたっ」


「いてっ」


えぇ?


「ははは、この間の警察に捕まったのがまだ地雷だ?」


「はぁん!?」


「あっ!?」


はは、店長も地雷踏んだっ!



にしても……


「モエちゃん、ゾンビってまさか——」


「うわっ副隊長っ、ゾンビが喋りましたっ!ビシッ」


あっ?コイツっ〜?


「ホントだヤバいっ。隊長!レーザーガンの用意をっ!」


て、アンタそれでさっき2人をシバいてたやんっ?


「あ!?コレが噂の……女将の棚上げかぁ?」


「おいっ?」


「はっ?私、声にしてました?」


「ハッキリとなっ!」


あはははっ〜、ナミちゃんの私への扱い方が下がって行く〜。汗




「やりましたねっ?」


「うん?ニヒッ」


「ふふ」


え?店長たちまで?


さっきまで知らん顔してたのに?


何——この1週間で何があったの?


なみのりっ!


出張がいけなかったのぉ?


「それともお土産がぁ、安かったからぁ〜!?」


「何だよアユミ、これ安いのかよ?」


「ねぇ、『ありがとうございますぅ〜』て言って損したぁ」


えぇ!?人間不信だわぁ、、、




「はいはいはいっ、おしまーい。頂きますよぉ〜」


「はぁ〜い」


え?今度は何——もう分かんないよぉ?



「美味しいっ!アユミちゃんありがとうございます」


え!?モエちゃん?


「うっまぁっ!アユミやっぱお前いいわっ!サイコー」


何?マスター……


「ホント美味しい。ほら、アユミちゃんも?アンタに頂いといて何だけど……食べて」



ナミちゃぁ〜ん?


もぉ〜支離滅裂で泣きそうよぉ〜。



    

           完



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