13話 〜錆の色々〜
「はい、42対36女将さんリードぉ」
モエちゃん、つまんなさそぉ〜?
「ちっ、相変わらず汚ねぇことしやがってぇ」
「はい、はい、ノリさんそれ言うの12回目ね」
はは、清楚系のアユミちゃんですら、スレてきたし、、、
はぁ、決着はまだですかぁ〜?
もういいんじゃね?
うん、いいんじゃね、年寄りの撃ち合いなんてさ!
チリン、チリン、
「な、何やってんの2人は?」
「え?店長〜。レーザーガン買ったからだってさぁ」
「それが……アレなんだ?」
それもサバゲー用のちゃんとした奴ね!
「ふーん、ビール頂戴」
「え?俺店員さんじゃないっすよぉ」
「いや、そうじゃなくてさ?カズヤからもらうしか……」
何を言ってんのこの人は?
「ノリちゃんビール」
「は?煩え、そんなの無理に決まってんだろ?カズヤのもらっとけっ」
「ほらな?」
ほらな?じゃねぇよ、オッさん。
「あ、コレ使ってないグラスじゃないですか?」
て、おおい、まさか仕込んであったのか?
コイツら、、、恐るべしっ!
「はい、50対32で女将さんっ!」
「イェええ〜」
「は?点数減ってね?マスター」
「汚ねぇて言ったら減点てことになったのぉ」
「いつからだよ?モエ」
お、オコか?マスター。
「私がイラッとしてから」
「何でだよ?モエ」
「だってさぁ、カレンダー切った数字札を両手で持ってたから、呑めないんだもぉん」
だもぉん、じゃなくてテーブルに置いといても良かったんだよ、モエちゃん!
「で、何でそんなんあるの?ノリちゃん」
「ああ?孫に買ったんだけど、まだ出来ないって言うから、仕方なしに俺たちが」
「ふーん?で、、、孫は小学高学年とか?」
「いや、幼稚園もまだだよ?」
ふむふむ、頭悪いんだ?
この2人は……
「で、店でワザワザ?」
そっちへ疑問をシフトする店長も同類かぁ?
「ホントよね?店長もっと言ってやって」
「て、ナミちゃんも楽しそうだったよ?」
「じゃ次、俺たちやるかカズヤ」
「やんないっすよぉ、何でですか?」
「さっきビールを少ししかくれなかったから」
「ええ!?上げただけ良くないすっかぁ?」
素でびっくりだわ、この人。
「まあまあカズヤさんも、おひとつどうぞっ」
「おお、アユミちゃんありがとお〜」
いい子だねぇ、アユミちゃん。
「て、ねぇアユミちゃん?それ俺んだよね?」
「まあまあ、店長そんな堅いこと仰らずに?」
そうだよ、そうだよ店長。
「で、もう1本いいですか、カズヤさん?」
「へ、何で?」
「さっき、アユミちゃんもコレで遊べる子供くらい、いてもいいのにね?て仰いましたわよねぇ」
あぁぁ、やっちまったぁ?そうだったぁ、、、
「あわあわあわ、あれは……ゴ」
「カズヤ、あわあわあわ〜て言う奴初めて見たわ」
「マスター、笑ってないで助けてよぉ」
「奢ったら許してくれるって言うんだからいいじゃん」
「ええ?女将さんまでぇ」
新手の美人局かよぉ?
て、身から出た錆なんだけどさぁ〜?
「あ、違う。そうじゃない。モエちゃんを子供みたいにして遊べばって」
「カズヤぁ〜」
うわぁ呼び捨てぇ?
「私をナミちゃんと一緒にしてぇ〜」
「ははは、アユミもそりゃ怒るわな?」
「そうだよねぇ?ノリちゃん」
「あわあわあわ!?」
「何だよ、モエまでカズヤみたいなこと言ってぇ?」
あ?ヤバいやつだ?
コレ、絶対ヤバいよお?
「お前ら全員そこに座りやがれっ!この銃より強力な、この出刃包丁で叩っ斬ってやるぅ!」
両方構えてカオスだよ、女将さん!?
チリン、チリン、
「失礼します。地域防犯意……確保!」
女将さぁ〜ん!!
完




