6話 〜あの2人が?〜
こんばんは、モエです。
皆さん、寒さに気をつけてお過ごしください。
そして、私共々『なみのり』をよろしくお願いします。えへっ笑
「シンヤくん、ホントにやきとり好きなんだねぇ?」
「あ、はい。十文さんも食べますか?」
「あ、良いんですか、じゃあ遠慮なく」
ああ、十文さんのあの表情は……間違いなく、
「美味しいですね、これぇ」
キタァ、あの笑顔。
「いや、ホント美味しい。あ、良かったらお返しにこれ呑んで下さい」
「いただきまーす。泡盛っすね?」
「氷もどうぞ」
フル装備、十文さん新・発・売っ!
て、謎のCMしちゃったぁ。
「そう言えば今日は居ませんね?」
「え?ああ、もう時期来んじゃない?」
「そんな投げやりなぁ、居ないと淋しいクセに、マスター」
まさか、あの男のことか?嵐を呼ぶあの男なのか?
チリン、チリン、
「こんばんは〜」
いらっしゃいて私が言うことじゃないか?
「あ、モエ注文聞いといてぇ」
「了解です、マスター」
て、おい私ぃ、何で素直に……
それに来たのは、店長でもない人だし。
ま、いっかぁ?
「あ、ご注文は何になさいますか?」
「あれ、新しい子入ったんだ?」
え、常連さんなのかしら?
「ああ、この子はここの看板……えぇと、お客?」
「シンヤくん、看板お客て?面白い」
「はははぁ、ただのお客さんです私」汗
「ああ、ごめんなさい。俺はシンヤさんの後輩でマチダと言います」
「ああ、初めまして」
て、え!?手を握られているんですが?
「マチダっ、アンタはもう!」
ええ!?入って来ていきなり怖い顔して私を睨んでいるよぉ?
「悪りぃ、悪りぃキョウ」
「ホント、次やったら別れるからねぇ」
はは、彼女さん怖し!
私をターゲットにしないで下さいねぇ〜。
「はは、マチダぁ、せっかくこんな可愛い子が彼女になってくれたんだからさぁ」
シンヤさんて後輩の前だと、何だかしっかりしてる感があるのね?
「うわぁ、シンヤさんもっと言ってやって下さいよ」
「いいんすよ、コイツには少しくらいヤキモチ妬かせた方が」
何だお前、上からかよ。
初対面なのに感じるこのモヤモヤは何!?
はぁ、人の男だけど腹立つわぁ。
「モエ呑みモンなんだって?」
「は?聞いてない、知らない」
「え?どしたのモエ?」
「あはは、マチダが多分早速やらかしたみたいで……」
「え?マチダくんも凄い人だね?」
「そおっすか?俺すげぇすっか?」
ああああ”やっぱ嫌いだわあの人。
「ハハハ、モエちゃん顔に出ているよ」
「ええ、な、何がですか十文さん?」
「え、言っちゃっていいの?」
ああぁ、言わなくて良いです言わなくて!
「ふふ、モエちゃんて言うんだ?」
「そうですぅ〜」
ななな?
彼女さんの笑い方の真意が掴めない……汗
「ああ、この子はミナの友達だから平気だよ」
「え!?ミナさんの……」
「平気だよ?てマスター酷ぉ〜い」
「はは、キョウちゃんもそんな顔しないの?もったいないですよ」
「分かりましたぁ」
はぁ、十文さんムード作りありがとうだよぉ〜。
まだ、じぃ〜と私を見て何がそんなに気に入らなかったのキョウさん?
「モエちゃん、1ついいかなぁ?」
「は、はい!何でしょうかぁ?」
ああ、怖いヨォ〜マスター、ヘルプ!
「あのね、あなただけじゃないのよ!」
な、何がぁ〜?
早く言ってよぉ、そして終わりにしてぇ〜。
「私もね、初めはマチダのことを……だぃっ嫌いだったのよっ!」
言い切った——
凄っ、この人、逆に好きかも?
おーいっ、マチダさぁーんやーい?
ヒクヒクしてる。笑
完




