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居酒屋なみのり  作者: マメ
居酒屋なみのり1

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16/27

16話 〜意趣返し〜


「あー暇だなぁ」


チラッ、


「あー客来ねえかなぁ?」


「ねぇ今、目〜合ったよね?」


「えっ、おぉ、アサミかぁ?お前の出番減らせ、て言っといたんだけどなぁ?おかしいなぁ」


マスター、そんなこと言っても無駄だよ。



ふふ、また今日も私のナレーションだからね、台本無視でアンタを貶めることもできるのさ!




「おお、いらっしゃい。また来てくれたぁ」


「はい。あっアサミさんこんばんは」


「あぁ〜アユミちゃん。うわぁぁ」


「無理にキャピキャピすんなよ。本当はもうキツいんだろ?」


「ははは、アサミちゃんドンマイ。おつ」


煩えェよ番頭。


お前だけは私のファンでいろ。




「女将さん、聞いて下さいよぉ〜」


「どしたのアユミちゃん。また仕事の?」


「いやぁ、違うんですよ。ちょっといいなぁて思っていた会社の後輩が、来月結婚するんですよぉ」


「あらら、アユミでも振られるんだね?」


「いや、振られたというか、ちょっといいなぁ程度だったけど、何かショックというか……」


「そうか、アユミちゃんコレでも食べて、サービスしとくからさ」


「うわぁ、マスターありがとうございます」


ん?コレの流れは、私の浮いた話はNGなんじゃない?


いや、行こうアサミ!お前は空気を読まない子。


そう私は……



「そうかぁ、アサミでも彼氏出来たというのに、アユミがねぇ〜」


「え、アサミさんそうなんですか?」


え?マスター何で知ってるの?


まだ言ってないよね?


「えぇ、この間から、へへ」


「えーどこで、どこで知り合ったんですか?」


「駅裏の居酒屋さんで」


「あ、あそこ?言ったんだ、アサミちゃん」


「はい、友達と行ったんですけどイッパイで、そしたら相席して」


「はっ?お前友達いないだろ?」


「いますよ、いるわっ!」


頭の毛むしるぞっ、50代野郎!



「それでね、その人が……」


「あ、アサミごめんオーダー忙しいまたね」


ちょっとぉ、フンフンて言ってるだけでいいんでぇ〜聞いて〜。



「ホームセンターっ、園芸コーナーぁ!」


え?


「ま、マスター。えーと?」


「ん?どしたの?」


この人、何?何なの?


何で知ってるのぉ〜!!




ジーっ、


「何だよ、アサミ」


「どういう事?」


「何が?」


「どこまで知ってるの?」


「何がぁ?何も知らないよ。テキトーに言ってるだけだよ」


嘘?いや、当てずっぽ?


まさか——



「へへ、知らない本当になぁ〜マサユキっ!」


おぉい、何なのぉ〜。


「あっ、マサユキてあの人か?」


何なのぉ、分かんないよぉ〜、番頭さんまでェ?


「え、みなさんの知ってる方なんですか?アサミさん」


ワクワクが止まらないよ、じゃないよそんなキラキラしてアユミちゃん。



「ははっはぁー、前回もったいぶったことを後悔させてやる」


ええ、マスター、アンタが聞かなかったんじゃん。


「そそ、焦らすだけ焦らしてなっ」


おおい、女将ちゃーん。


アンタやで、腰おったんは——




もーう、いや!


マメさぁ〜ん、助けて!




あ!?



マメ、お前か犯人は? 



      



            完


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