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グランファリーさん怒怒

無理

グランファリーさん、怒怒!?

かんな達が連れてこられたのは、まるで会議室のような部屋。

白い壁と床に、黒い椅子がずらりと並び、緊張感が漂う。

中央には一際目立つ椅子があり、グランファリーさんがそこに座った。


かんな達は、その一番近くの席へ。

本当は遠くに座りたかったが、先ほどのごちそうを思い出し、礼儀を優先した。


すると、グランファリーさんが静かに呼びかけた。


「グレイザ・レヴ、こちらに」


「……あ、はい」


 お調子者のグレイザも、この場ではさすがに萎縮しているようだ。

 二人は隣室へと消えていった。


「り、りゅうと……私達……怒らせちゃったね……」


「おぉ……」


「そうみたい……クロね……」


いつも元気なりゅうととクロも、緊張している。


そのとき――隣の部屋から声が漏れ聞こえてきた。


「グレイザ・レヴ、まさか……あの事まで話してしまったのでは?」


「い、いいえ! それは言ってません! あの子たちに聞いてもらえば分かります!」


「よかった……もしあの事まで言ってしまっていたら……どうなるか、分かってますよね?」


「は、はい!」


(あの事って……一体何なの?)

かんな達は顔を見合わせ、不安が募る。


やがてグランファリーさんとグレイザ・レヴが戻ってきた。

そして――


「かんなさん、クロさん、りゅうとさん、こちらへ」


仕方なく、かんな達は怯えながらついていく。


案内された部屋には、中央に一脚だけ椅子がぽつんと置かれ、壁際には横並びの椅子が十脚ほど。

尋問でも始まりそうな空気だ。


「あなた達は……あの事を聞きましたか?」


グランファリーさんの問いに、かんなは恐る恐る返す。


「あの事って……なんですか?」


「それは言えません……ただ、ヒントとしてはベッド関係です」


「ベッド関係……大きな葉にくるまって寝る癖のことですか?」


「そ、そんなことも……でも違います。よかった……」


グランファリーさんは明らかに安堵している。


するとクロが小声で囁いた。


「かんな、グランファリーさんの1番の弱点、クロ、知りたいクロ」


「いや、やめておいた方が……」


しかし、グランファリーさんには聞こえていた。


「クロさん……知りたい気持ちは分かります。でも、それだけは……ダメなのです……」


顔を赤らめながら、グランファリーさんは静かに言った。


「この秘密は……絶対に教えられません。さあ、気分を変えて戻りましょう!」


元の部屋に戻ったかんな達。

だがグランファリーさんだけは、隣の部屋へ向かう。


「あなた達は少し待っていてください……」


そしてその部屋から、グランファリーさんの声が漏れ聞こえてくる。


「言えません、言えません! 精霊のお泊まり会の時、寝相が悪くて……」


かんな達は、つい耳を傾けてしまう。

グレイザ・レヴは「あちゃー」と額に手を当てている。


「寝相が悪くて……髪はボサボサ、ベッドから転がり落ちて、ピースしてたなんて……しかも精霊達に見られたなんて……!」


「グランファリーちゃん……やっちゃったね……」


その場にいた全員が、思わずため息を漏らした。


「それは、確かに言えない訳だ……」


しばらくして、グランファリーさんが戻ってくる。


「かんなさん達、別の部屋を回ってみませんか? 大食い大会で疲れただろうし……」


「でも……大会は途中ですよね?」


「そ、そうなんですが! 紹介したい場所があるんです!」


そう言って、グランファリーさんはかんなの手を引いて歩き始めた。


連れてこられた先は――宝部屋。


金、鉄、輝く宝石、青く光る石、ダイヤモンド、そして強そうな剣たちがずらりと並ぶ。

まるで夢のような空間。


「どうしてここに……?」


かんなが尋ねるた――その時。


その瞬間、目の前のウィンドウが突然開いた。


「宝緊急ミッション発生! 宝緊急ミッション発生!」


ウィンドウは、かんな・りゅうと・クロだけに見えていた。

無理

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