表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
66/253

かんなのポイ魔法.クロの食欲に驚き!!でも本当に?

無理

クロの食りょくがすごい気がする、、、

りゅうととクロに魔法をかけてから、しばらく経ったころ――


「コンコン! すみませーん、開けてもいいですか?」


部屋の外から、グランファリーの声が聞こえた。


かんなはすぐに手を上げて唱える。


「ポイ!」


――瞬間。


「パッパッ!」


軽く水が弾けるような音がして、りゅうとの服が乾き、クロの足元のロープがすっとほどけた。


「あれ? 濡れてない…?」


「あれ? 縛られてないクロ!」


二人のかかっていた魔法が解除されていた。


この「ポイ」という魔法は、名前の通り捨てる魔法。

かけた魔法をすばやく解除する呪文で、由来はポイ捨てから来ているとか。

本当はそのままにしておいてもよかったのだが――


(一体何があったんですか?ってグランファリーさんに言われたら、説明めんどくさいからね……)


そう思って、かんなは迷わず魔法を解除した。


「どうぞ、入ってください!」


返事をすると、グランファリーが扉を開いて現れた。


その手には、なんと――寿司セットと焼肉セット、さらにお菓子セットまでぎっしり抱えられていた!


「え、これは……?」


かんなが目を丸くすると、グランファリーは微笑んで答える。


「え? 昼ごはんですけど?」


その言葉にかんなは一瞬フリーズ。


寿司、焼肉、そして……お菓子。

どれも豪華で、とても嬉しいけれど――


(さすがに全部食べられないって……)


そこでかんなは、申し訳なさそうに言った。


「あの……すみません。お菓子セットまではちょっと……」


すると、隣で腕をぐっと上げて、頼もしく宣言する声。


「かんな、安心してクロ! クロが食べるクロ!」


「はっ!?!?」


「えっ!?!?」


「まぁっ!?!?」


かんな、りゅうと、そしてグランファリーが見事に声を揃えて驚いた。


目の前でぴょこっと立っているのは、小さなぬいぐるみサイズのクロ。

ふわふわで、手のひらに収まりそうなその体。


(そのサイズで……お寿司も焼肉も、お菓子セットまで食べる気!?)


だが、クロは自信満々に胸を張る。


実際、その小さな体にどこまで入るのか――それは誰にも分からない。

けれど、ほんの少し……期待してしまう自分がいる。


(……もしかしたら本当に、全部食べちゃうのかも)

無理

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ