話し合いじゃないじゃん! それ、モンスター狩り!
短いです。
書けない!
今日は早速りゅうとと色々決めないと!
「コケコッコー!」
朝の静けさを破るように、鶏の鳴き声が響いた。
その声で、かんなは目を覚ます。
「ふぁー……今日はりゅうとと会議だっけ?」
メンバー画面を開くと、十分前に
「おはよう!」
とメッセージが届いていた。
かんなは慌てて電話をかける。
「プルルルル……」
すぐに画面に元気なりゅうとが飛び出した!
「かんな! 決めようぜ!」
「う、うん。じゃあまずは……どうする?」
「いや、かんなが考えて!」
どうやらまだ、具体的には決まってなかったらしい。
そこで、かんながパッとひらめく。
「まだクロも起きてないし――* モンスター狩りに行こう!」
「え!? 話し合いどこいった!?」
とツッコむりゅうとだったが、なぜかノリノリで準備を始めていた。
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二人は公園で待ち合わせ、そのまま森へ向かう!
歩き出してすぐ、目の前にモンスターが現れた。
「今回は俺に任せろ!」
りゅうとが前に出る。
「ドット・スレイ!」
すると木の剣が蛇のようにしなり、離れた場所にいるモンスターにまで一直線。
たった一撃で撃破!
「……お前2発ぐらいじゃなかった? 意外と弱い?」
その一言に――
「はぁ!?」
怒りスイッチが入ったかんな。
使える中で一番強力な魔法を詠唱する!
「あ、怪我してるね……じゃあ! 喰傷ノ檻!」
バシュッ! りゅうとの周囲に黒い檻が出現!!
「うわっ!? これ何っ!?」
檻の中に囚われたりゅうとは、さっきの戦いで受けた痛みがじわじわ吸い取られていく。
「お、回復魔法か?」
「――違うよ。はい、どうぞ!」
返ってきたのは……さっきの3倍の痛み!!
「ギャーーッ!? な、なんで強化されてんの!?」
「これくらいで勘弁しといたげるよ」
かんなはケロッとした顔で魔法を解除した。
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その後も二人は次々とモンスターを倒していった。
そして――
「ふあぁ……お腹すいたクロ……」
ついにクロが、眠そうに起きてきた。
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こうして、りゅうととの元気すぎる朝は、にぎやかに幕を開けたのだった。
書けない!




