訓練終わったけど、、、りゅうと、一緒に冒険しない?
遅!だから書けない!
訓練終わったけど、、、どうする?
訓練が終わり、かんな・クロ・りゅうとはゆったりとした空気に包まれていた。
そんな中、かんながふと尋ねる。
「りゅうと、これからどうするの?」
「ボスを倒すために、頑張るよ!」
その答えを聞いたかんなは少し考えて――そして言った。
「じゃあ……一緒に行かない?」
「え!?!?」
りゅうとは思わず驚いた。
かんなが誘ったのは、目的が同じだからだった。
本当はボス討伐は後回しにしようと考えていた――でも、それはクロがいなかった頃の話。
今は違う。
ボスを倒せば、クロが元の世界に戻れるかもしれない。
それなら、今やるしかない。
そんな想いを抱えていると、りゅうとが焦ったように聞いてきた。
「分かった!けど待ち合わせ場所は? 冒険の日は? アイテムの準備は? えーっと……」
「一気に言いすぎ! とりあえず、先にメンバー登録しようか」
かんなは苦笑いしつつ、メンバーリストを開き、りゅうとを追加する。
【りゅうと メンバー登録完了】
画面にその表示が出ると、かんなはうなずいた。
「これでやり取りもできるし、ここで色々相談できるね」
それを見ていたクロがふくれっ面で言った。
「クロ、かんなと一緒なのに、メンバーに入れてもらってないクロ!」
かんなは少し困って答える。
「えっと……これプレイヤー同士じゃないと登録できないの。でも、ずーっと一緒だよ」
その言葉にクロはほんの少ししょんぼりしたものの――
「それなら……大丈夫クロかな」
そう言って、そっとかんなのそばに寄ってきた。
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そのとき、りゅうとが思い出したように聞く。
「そういえば、かんなの家ってどこ?」
「あそこだよ!」
かんなが指さしたのはアパートの一角。
「えっ!? 隣の隣じゃん!!」
りゅうとは驚いた様子で言った――まさかのご近所。
――と、そのとき。
「痛っ!!」
かんなが声を上げた。
目の前には、いつの間にかモンスターが1体立ちはだかっていた!
りゅうとが剣に手をかける。
「ここは俺に――」
しかし、その隣から――
「渦籠の舞!」
かんながすでに詠唱を始めていた!
かんなの左右から水の糸が現れ、素早くモンスターの足元を縛っていく。
さらに――
「いいこと思いついた!」
再び水の糸を放ち、今度は糸と糸の間を石でがっちり固定!
「よし、これで完全に動けないね」
それを見たりゅうとは、腕を組みながらつぶやく。
「……俺も戦いたかったぜ」
ちょっぴり不満げ。
まぁ、その気持ちはわかる。
だって魔法披露タイムでも出番なかったし。
だからかんなは提案する。
「じゃあ、家で練習すれば?」
「いや、自分の家ない! 宿で剣振ってたら……たぶん壊れる!!」
思い切り叫ぶりゅうとに、かんなは思わず笑った。
(やっぱり、りゅうとって面白いな)
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次の冒険の前に、仲間との絆が少しずつ深まっていく――そんな時間だった。
遅!だから書けない!




