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疲れた時のうどんは二倍美味しい!

書けない!

疲れた時のうどんは2倍美味しい!

かんなたちは、うどんを食べに行くことにした。

選んだお店は――スイーミゴールド。

ちょっと高級なうどん屋さんだ。


いつもはもっと安いお店に行くかんなだけど、

今日はクロの初めてのプール記念だから特別だ。


---


到着してすぐ、クロがタブレットを見ながら叫ぶ。


「番号は……54クロ!」


元気よく言いながら、番号の席へピョンと座る。


「種類がたくさんクロ!」


メニューを次々とスライドしながら、うどん、そして寿司を眺めていくクロ。


すると――手が止まった。


「この天ぷらうどんって何クロ?」


かんなは笑いながら答える。


「そのまんまだよ。天ぷらがのってるうどん」


クロは

 「なるほどクロ!」

 と頷き、


「ピッ!」


と注文を確定!


続いてかんなもタブレットを操作しながら、


「これにしようかな。ピッ!」


選んだのはシンプルな普通のうどんだった。


---


ほどなくして、天ぷらうどんが流れてきた!

クロはすばやくお皿を取って、元気に言う。


「いただきますクロ!」


……の直後。


「熱いクロ!!!」


どうやら火傷したらしい。しかも――


「スープこぼしすぎ!?」


たった一口しか食べていないのに、机がびしゃびしゃ!?

かんなはびっくり。


「クロ、これに入れな」


お子様用の小皿を渡すと、


「クロ、お子様じゃないクロ!」


 と文句を言いながらも、しっかりお皿は受け取る。

 こう言うところがクロらしい。


---


だが、それで終わらない。

うどんを移そうとした時――


「ジャーー!!」


盛大にスープまでこぼすクロに、かんなは慌てて叫んだ。


「クロ、ストップ!!!」


スープはすでにお皿にほとんど入っていない。

結局、かんなが慎重に移し替えることになった。


1分後――無事に盛り付け完了。


クロは箸を持ち直し、


「ズルズルズル!」


と勢いよくすする。

そして――


「柔らかいのに美味しいクロ! しかも細いのにしっかりしてるクロ!」


と感動のコメント。


---


かんなのうどんは、少し遅れてやってきた。


流れてきたお皿をさっと取って、かんなも、


「ズルズルズル!」


大人らしく(?)お皿なしで食べる。

いや、まだ子どもかもしれないけど。

でもクロに比べたらずっとしっかりしてる……と思う。


そもそもクロは、まだ1歳ぐらい。

それで言葉も喋れて、元気いっぱいなんだから――

私の自慢の相棒だ。


---


そんなことを考えていると、クロがまたタブレットを操作しながら聞いてきた。


「これも頼んでいいクロ?」


指差しているのは――コーラ!?


かんなは思わず叫ぶ。


「いや! 飲み物より食べ物を頼めー!」


クロはぷくっとしながら言う。


「クロ、コーラ? 飲んだことないクロ……」


かんなは

 「次の機会にね」

 と言って、注文を取り消す。


---


 クロを飛ばして次はかんなの番。

 選んだのは――ツナ軍艦!


「これ、おにぎりみたいなんだよねー。クロいる? まあ、いるでしょ。」


そのままポチッと注文。


クロは

 「えー! クロ!」

 と叫びながらも、なんだか嬉しそうだった。

 

書けない!

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