洗顔、簡単すぎるクロ!
二十一話です。だいぶ書いた気がします。
かんなは洗顔の泡をクロの手のひらに出しながら言う。
「まずは、トリートメントの時と同じように泡をつけてね」
クロはふわふわの小さな手に泡を乗せながら、不思議そうに眺める。
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「これでいいクロ?」
「うん、バッチリだよ!」
クロはほっとしたように頷く。
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「洗顔、**簡単すぎないクロ!?**」
「まあ、簡単な方かな?」
かんなは笑いながら答える。
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クロはトリートメントの時のことを思い出しながら、顔に泡を広げていく。
触れた瞬間――**顔がふわふわに!!!**
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「おお……何クロ!?顔がふわふわクロ!!!」
かんなは微笑みながら頷く。
「何言ってるの、クロ。トリートメントの時もそうだったじゃん」
それを聞いたクロは
「確かに……そうクロね」
と答えた。
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クロは泡をなじませたあと、慎重に流していく。
そして――
「……終わりクロ!?!?**簡単すぎるクロよ!!!**」
クロは驚きながら、かんなを見つめる。
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「いや、さすがに違うクロよね……?」
かんなはクスクス笑いながら答える。
「ううん、それで終わりだよ!」
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「えー!?!?!?**嘘クロ!?!?**」
クロは目を大きくしてかんなを見つめる。
「まあ、驚くのもわかるよ。**ずっと失敗してたからね**」
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「失敗してないクロよ!!!」
クロはすかさず言い返す。
かんなは肩をすくめながら笑う。
「いやいや、**しまくってたじゃん**」
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「たまたまクロ!!!」
クロは必死に主張する。
かんなはニヤリと笑いながら首を振る。
「**全然たまたまじゃないよ。ずっとなのに**」
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二人がそんな掛け合いをしていると――
クロはふと思った。
**「お風呂が沸けば、いよいよお風呂に入れるんじゃないか?」**
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「かんな!!!**あとお風呂が沸けば、お風呂に入れるクロ!?**」
クロは目を輝かせて聞く。
しかし――
かんなは落ち着いて答えた。
「**違うよ。最後に体を洗わなくちゃ**」
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「体クロ?」
「そうだよ。**体を洗えば、いよいよ終わり!**だから頑張ろう!」
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**クロは嬉しくなった!!**
このとても広いお風呂に、**あと少しで入れる!!!**
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「クロ!!ついにお風呂に入れるクロ!!!!」
ワクワクが止まらない!!!
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しかし、その時――
かんながクロの様子を見ながら尋ねる。
「クロ、体を洗うのは**ちょっと大変だけど、大丈夫?**」
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クロは勢いよく答える。
「た、多分大丈夫クロよ!!!」
しかし――
内心では、
**「本当に大丈夫かな……?」**
と思っていた。
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でも、口には出せなかった。
だって――
**言いづらいじゃん。**
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こうして、クロはついに**最後のステップ「体を洗う」に挑戦することになった!!!**
洗顔、そんなに簡単?と思った人!




