ぬいぐるみクロ、ログインしました。戦闘力は……ゼロ?
ポテクロkaです!
よろしくお願いします。
今回からぬいぐるみゲーマーというお話は書いていこうと思います。
まずは題名を決めるのは大変でしたけどみんなに興味を引かれるように書いたつもりです。
こちらが一話です。
ご覧ください。
私のお気に入りのしば犬のぬいぐるみ「クロ」はVRゲームに転生していた!?
ある日、かんながいつものようにVRゲームにログインすると、ありえない存在がいた。
それは、ふわふわで愛らしい彼女の黒柴のぬいぐるみ「クロ」。
ゲームのバーチャルな光と影に包まれながら、クロは小さな手を動かし、不安げに辺りを見回している。
「ここ……どこクロ?」
か細い声には、不安と少しの期待が混じっていた。
クロはきょろきょろと周囲を見渡していたが、ふと、かんなの存在に気づいた。
ふわふわの体を揺らしながら、嬉しそうに駆け寄ってくる。
「もしかして……かんなクロ?」
クロの目が輝いた。
「そうだよ、クロ!」
かんなは驚きながらも微笑んだ。
しかし、心の中では戸惑っていた。
――現実とゲームが交差する奇妙な世界で、二人は再会した。
「……でも、なんでクロがゲームの中にいるの?アップデート?夢?」
かんなが混乱しながら言うと、クロはふわふわの耳を動かしながら答えた。
「え?クロはかんなのぬいぐるみクロよ?気づいたらここにいたクロ」
「え。じゃあここからどうやって出るの?」
「それも分からないクロ」とクロが答えたその瞬間、背後の茂みからガサガサという音が聞こえた。
かんなの背筋がゾクリとする。
「クロ!後ろ!!」
クロは一瞬固まった。
「え?何クロ?」
とゆっくり振り向いた。
――そこには、ゴブリンがいた。
かんなは即座に呪文を唱える。「ウォーターグラウンド!」
氷と水の混ざった魔法が放たれ、ゴブリンは一撃で倒れる。
クロは、倒れたモンスターをじっと見つめた。
「ひぃ。変な生き物が倒れてるクロ!」
かんなは眉をひそめて辺りを見回す。
「……まずいことになった」
「何がまずいクロ?」
「ここには私たちを攻撃してくるモンスターがいるの。弱いのもいれば、強いのもいる。さっきのもゴブリンっていうモンスター」
クロは耳をピクピクさせながら考える。
「じゃあ、なんでクロはそのゴキブリとか言うやつに襲われなかったクロ?もしかしてゲームの神様が助けてくれたクロ!」
かんなは思わずため息をついた。
「違うよ、クロ。助けたのは神様じゃなくて私。あとゴキブリじゃなくてゴブリンね。こんな人型の大きなゴキブリいたら怖いよ」
クロはポンと手を打った。
「ああ、ゴブリン……人型の大きなゴキブリじゃなくてよかったクロ!」
かんなは心の中で(どっちもイヤだよ)と思いながらも、それ以上ツッコむのはやめた。
「クロって戦えるの? レベルはいくつ?」
クロは自信満々に胸(?)を張る。
「クロは世界一強いクロ!」
かんなは冷静に考えた。
(……いや、クロって最強どころか最弱では?)
「じゃあ私に向かって攻撃してみてよ」
クロは一瞬不安そうに揺れた。
「断るクロ。だってクロが強すぎてかんなが死んじゃうクロ!」
かんなは慌てて説明した。
「いやいや、ここはゲームだから、死んでも生き返れるよ」
クロはホッとしたように息をつく。
「それなら……しょうがないクロね。かんな、準備はいいクロ?」
「もちろん!」
クロはカウントダウンを始める。
「3、2、1……いけ!クロのスーパーキック!!」
ぽふっ。
かんなの顎に軽くめり込んだのは、クロのふわふわの肉球だった。
「……え?」
クロは首をかしげる。
「あれ?おかしいクロね。クロのキックは最強のはずなのに、なんでかんなはぶっ飛ばないクロ?」
かんなは苦笑いしながら言う。
「クロ、もしかして……最強じゃなくて最弱じゃない?」
クロは慌てながら
「そんなことないクロ!クロはぬいぐるみ界では最強クロ!」
と主張する。
「ぬいぐるみ界って……ゲームの世界とは違うよね」
「むむむ……つまりクロはもっと強くならなきゃダメクロね!」
かんなはニッコリ微笑んだ。
「その通り!じゃあ、一緒に訓練しよう!」
クロは元気よく飛び跳ねた。
「やるクロ!かんな、手伝ってクロ!」
かんなはクロを見て、微笑んだ。
こうして、クロの修行が始まる……。
果たして、最強のぬいぐるみは本当に強くなれるのか!?
どうでしたか?
もしかしたらクロのパンチが最強と聞いてもしかしたら本当かもと思ったかもしれませんが違いました。
本当はとても弱いのでした。
まあぬいぐるみなので当たり前かな?
もし評価と感想頂けると嬉しいです。
もしよかったら修正点も教えてくださいね。
私、読んでくれているみなさんがどんなところがダメっていうのかわからないですから。
よろしくお願い致します。