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落ちていく

「お父様‥そろそろ僕下がってもいいですか?」


「あ、眠いか?いい時間だものな‥」



「はい‥陛下にご挨拶してきます。」


俺は真っ直ぐ両陛下の元へ向かった。

そして、挨拶して、護衛と共に部屋に戻った。



メイド長のベリーと、他のメイド達が俺の寝支度を手伝ってくれる。


「では、テオドール殿下、おやすみなさいませ‥」

「あぁ、ありがとうベリー、おやすみ」


ベリー達が部屋を出る。部屋は蝋燭の火で照らされていた。


ゆらゆらと揺れる火を見つめた。


ケーキの蝋燭じゃないけど、願い事‥してもいいかな。




レイラに、俺の、つがいに早く会えますように‥




じっと見つめて、強く願いを込めた。



俺はベッドには入らず、部屋に置かれている山盛りのプレゼントを見た。


あの中に、アレクシスが言った指輪があるのか?



おしっ‥




俺はプレゼント達を次々開けた。

指輪が入っているなら、きっと小さな箱に違いない。



出来るだけ小さな箱を探して蓋を開けていく。



でもブローチやら、ネクタイピンクやら‥

そんな物が次々出てくる。


くそっ、被ってんの多いなっ



早く‥早く見つけたい‥。




気付けば随分と時間は経っていた。

「あーーーー‥‥‥」



疲れて両手を後ろに置いて足を投げ出した。



「あーもう‥‥どこにあんだよ‥」


箱結構開けたぞ‥




「あーーーーー‥‥‥あぁっ?」



天井のシャンデリア、装飾の部分に何か引っ掛かっている。


「‥‥チッ‥‥‥くそがっ!」


プレゼントの山‥の中とは言ってねぇな‥



俺はテーブルをシャンデリアの真下に移動させて大きくて頑丈そうな木箱を見つけてはブロックの様に積み重ねた。


木箱の中は一体何だろう。とりあえずありがとう!

くっそ重い。気合いだ!



積み重ねた箱を慎重に上がっていく。


より近くによるとそれはやはり指輪のようで、器用にぶら下がっている。



「くっ‥‥‥そっ‥‥‥こんなとこにっ‥‥」


アレクシスの馬鹿野郎!!!!




手を伸ばしてもこの8歳の身体ではどうしても届かない。


足元ももたつくし、バランスはギリギリだった。



それでも、どうしても手にしなければならない。


俺は肩で息をしながら部屋中を見渡した。


「なんか‥棒でもありゃ‥」



あ、剣、部屋にあんじゃん!



部屋の壁に飾りの剣がある。

急いで降りて、剣を手にしてまたよじ登る。



剣を伸ばしたらシャンデリアにギリギリ届いた。


「この世界はっ‥どこもかしこもっ‥っ‥たけーんだよ!!!!」


出来るだけの力を込めて、剣をシャンデリアにぶつけた。


揺れたシャンデリアの片隅に引っ掛かっていた指輪は

ぴょんと落ちてきた。


「あっ‥‥‥待てっっ‥‥‥」


明後日の方に飛んでいった指輪を追いかけて、俺は身を乗り出した。積み上げた木箱が揺れ、足が離れる。



ぐらりとバランスを崩したが、俺には指輪しか目に入らない。



パシッ‥‥


辛うじて指輪は、俺の手の平に収まった。


「おわっっ‥‥‥おちっ‥るっ‥‥‥‥」


手のひらに収まった指輪をぎゅっと握り、身を縮めた。

ぎゅっと目を閉じる。


あぁ、落ちていく‥













《お前さぁ‥‥また告られてたろ?》


《えー?なんで知ってるの?》


《‥俺の友達が2人でいるの見たって‥》



《そうなの?》


《おう‥》



《そっか、でも大丈夫!ちゃんと断ったよ?》



《はっ?あいつイケメンで有名だろ?》



《そうなの?知らなかったー》



《お前‥‥いっぱい告られてんのに、全然周りの事知らないよな。》



《んー、だってあたし、暁の事しか見てないもん!》


《えっ?》



《だからぁ、暁しか見てないの!》



《おまっ‥‥》


《‥‥‥‥‥》



《だって、そんな、俺達ただの幼馴染で‥》



《暁、小さい頃にあたしの事守ってくれるって言ったじゃない》


《あれはっ‥そ、そりゃそうだけど‥俺達別に付き合ってるとかじゃないのに‥俺しか見てないって‥》



《あたしは暁の事が好きなのに‥》


《あぁっ?》



《‥暁はあたしの事、好きじゃない?》


《なっ‥そんな‥‥‥事は‥‥‥‥》


《あたしは小さい頃から暁が好きだよ?》



《‥なっ‥なんで今、言うんだよ‥》



《暁はあたしをちゃんと見てくれてると思ってた!》



《んなっ‥‥‥》



《違った?》



《‥‥‥俺、そんな、出てた??》



《うん、出てた!》



《‥‥‥‥‥‥恥ぃ‥‥‥》



《だからね、暁が、そばにいるから‥誰とも付き合わない‥

あたしの好きな人は暁だから‥》



《そっ‥そんなハッキリ言うなよ!》



《だって、こんな事聞いてきたの初めてだし‥


‥暁は‥、暁は‥‥‥違うの?》





《‥‥‥‥‥‥‥‥そうだな。》




《‥‥暁?》



《‥‥好きだよ。礼蘭。》



《っ‥‥‥》





《ガキの頃からずっと‥お前しか見てなかった。



だから、‥これからの時間も俺にくれよ‥》



《‥っ暁‥急に‥ずっずるいよ!びっくりする!》



《お前が先に言ったんだからな。



‥‥なぁ、‥いいんだろ?》




《‥‥うん‥‥》



《なんだよ、バレてんなら言っときゃ良かった。


そしたら、お前が告白されてるのに、ムカついてなんか居なかったのに、いや、やっぱムカつくから面一本でも食らわせても良かったな。


‥はぁ‥‥はっ、知っちっまったら、なんか、恥ずかしくもなんともなくなった。》



《あっ‥暁っ‥なんか、男の人みたい》


《バカ言うな男だっての》



《っ‥急‥‥に、そーゆうのは心臓に悪いよ‥》



《好きなんだ。許せよ‥‥‥》







お前が好きだよ‥‥‥。


台詞だけですが、書いてて私がときめいている。

読んで下さりありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] とっぱじめから匂わせ匂わせが延々と続くばかりで、ストーリーも有るようでろくに無い 少しずつ明らかにしていくんだろうが、今のところ同じことを何回も繰り返してるだけ 記憶記憶早く記憶返…
2024/04/29 00:47 退会済み
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