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ツインテールで幼女な闇の女王と変態紳士な光の導き手  作者: にゃぁ
闇の女王と光の導き手
3/5

幼馴染たち

う、、そだろ。


僕は慌てて手を伸ばそうとする。


すると目の前が真っ暗になったと思ったら、目の前には誰も居なくなっていた。


「皆既日食!?」


それとも幻かと思ったが、顔の痛みと鼻血だけが現実だったと教えてくれた。


そして何より涙が止まらなかった。


「ねーママァーおにぃちゃん鼻血だして泣いてるよぉ〜?」


「イケメンでもあれは見ちゃいけませんっ!」


なんて言う親子の会話なんて耳に入らないくらいに僕は嬉しさのあまり涙を流していた。


するとポケットに入っていたスマホの着信音が聞こえた。ふと我に帰った僕はスマホを手に取る。


スマホの着信画面の名前を見て、幸せな気分から一気に地獄に落ちたが、そんなことより今の僕の話を聞いてほしい気持ちが強くて通話ボタンを押した。


『光弥さん!今どこにいらっしゃるんですか!今何時だと、、』


可愛らしい幼馴染の声がスマホ越しに聞こえて来た。


「そんなことより聞いてよ!水菜!」


幼馴染の名前は神野 水菜。

小学校のころから一緒で昔からの腐れ縁だ。

あの女の子には劣るが、世間一般的な男子は彼女を美女と呼ぶのだろう。

不思議と青みかかった肩下まで流れる藍色の髪。

優しさを表すタレ目だがパッチリとした瞳。

髪の毛はいつも半分上だけ後ろで結っている。

家もお金持ちで、ザ、お嬢様だ。

肌も色白で憧れる男子は多いはず。


というのも、僕はあまり友達が多い方じゃないので話は聞かないのだが、周りの目を見ればなんとなくという感じだ。


いつも彼女は僕のことを気にかけてくれて。

親以上にお母さんらしい子だ。

いつも怒ってばっかりで禿げないかが僕的には心配だけど、、。


『そんなこと!?じゃありません!遅刻は辞めてくださいと何度も言ったはずですっ。それでなくても光弥さんは女の子をみると追いかけ始めるんですから、警察に捕まってないか気が気じゃないんです!それに光弥さんはまた外見は無駄に神ですから、誘拐も心配なんですっ!このやり取り何回目だとっ。次こそは朝は車で』


「違うんだ!夢のあの子にあったんだよ!」


『かかりつけのいい病院があります。今すぐ手配しますので』


「水菜のわからんちん!」


僕は携帯の通話切った。


せっかくの幸福感が台無しだ。


でもそれでもあの声を思い出すと震えが止まらない。鳥肌がたつ。

そしてあのしなやかな髪に触れたい。


キスしたい。そして抱きしめて、!彼女はどんな香りが、、


ードスっー


背中にコブシみたいなものが軽く当たった後ろを振り返るとそこには僕より長身の男が立っていた、


「はぁ、やっと見つかった」


額にうっすら汗をかいてる長身の男は安心した顔で光弥を見た。


「風樹?」


彼は峠 風樹。水菜と同じで小学校からの腐れ縁だ。

ヤクザ紛いの怖い顔をしているが、根は優しい。

茶髪で、ツンツン頭をしているからの怖い顔に見えるのか。小さい頃僕と水菜を、庇って出来た額の傷が顔を怖く見せているのかはわからないけど。僕と水菜にとっては無くてはならない存在なのだ。

でもオリンピック選手以上の体力をもつ風樹が額に汗をかくくらいに走ったと言うことは結構な距離を探し回ってくれたのだとわかる。


「水菜が心配してる」


髪を搔き上げる姿は男から見てもかっこいいと思う。僕はそこまで男らしい顔立ちではないから羨ましく思う。


「風樹ありがとう」


僕はにっこり笑うと風樹は優しく微笑む。


「無事ならいい。水菜がうるさい。戻ろう」


水菜と風樹が数少ない僕の友達だ。

あの少女の夢にずっと救われ続けて来た。


でも生きて来れたのは2人が居たからだろう。


「風樹聞いて!僕!彼女にあったんだ!あの夢の女の子に!」


興奮している僕の顔を風樹がワイシャツで拭いてくれた。風樹のワイシャツに大量の血がついてしまっていた。


「風樹!流石にそれは悪いよ!」


「気にすんな。誰も光弥の鼻血なんて思わない。それより、、それは幻覚じゃないか」


風樹の言葉に僕は驚いた。鼻血の方では無く、幻覚って風樹が言ったことにだ。


いつも風樹は僕の話を疑ったことはないし、僕が嘘をつく人間じゃないって一番理解してくれてるからだ。幻覚を見たなんて、、。僕があのコを見間違えるなんて、、そんなこと、、っ。


「悪かった。光弥が見たんだから間違いないんだろうな」


風樹は無表情に話しているけど、何だか悲しそうな顔をしている気がした。


僕はそれ以上なにも風樹に言えなかった。


風樹なら良かったなって、、笑って話を聞いてくれるものだとばかり思っていたから。


ツインテールの幼女って最強だと思うんです。

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