台南を歩こう、その参
超絶不定期に進行する台南旅行記。
今回は安平古堡。台南郊外の砦です。
オランダが台南を占領した時に作った砦で、オランダと戦った鄭成功に接収され、その後清代に廃墟に。
で、日本統治時代に再建されたのだそうです。
この手の遺跡というか観光地の御多分にもれず、周りは屋台だらけ。
派手な感じの建物はどことなくタイかの寺院を思い起こさせます。
赤レンガの場内。再建されたものとはいえ中々に雰囲気有ります。三段構えの城壁でなかなかに防御力高そう。白い塔は展望台ですが、強風で破損した、とのことで登れませんでした。
城壁の上に居る人は掃除してる人です。
大砲があちこちに残っています。
ここにもいる鄭成功。
一部だけ昔の城壁も残っているエリアがあります。うっそうと茂った木の根がなかなかにおどろおどろしい東洋の遺跡っていうより、どことなくダークファンタジー風味。
当時、鄭成功がくぐったという門もありました。
周りはちょっとした夜市(というかどこでも夜市のような場所があるんですけど)になっていますので買い物するなり、食べるなりいろいろできるでしょう。
ここで見たのが、剣を噛む獅子のモチーフ。
昔の台南の兵士が、家に帰ったら剣をこの獅子の飾りに噛ませていたのだとか。
魔除けになっていて、ポストにも書かれていました。
なおこの場所は市外から相当離れています。
最初は歩いて行こうなどと思っていましたが、スマホの地図と現在位置を確かめつつ歩いて、無謀を悟りました。
駅前からバスも出ているようですが単独行ならタクシーのほうがいいと思います。帰りの足の確保も必須。まあ観光地なのでわりとタクシーは拾えますが。
ちなみに、この場所から帰った時に乗ったタクシーの運転の粗さは尋常ではなく補助ブレーキがあったら20回は踏んでいたと思います。よく事故らなかったもんだ。
前に車が入ろうとするたびにクラクション鳴らしながら加速してブロックするんで、「やめて、それだけはッ」て何度も心の中で叫んでました。